第16話 『猪口直衛』という起点と終点

 猪口直衛というは、近年産まれたキャラクターである。


 どんなに言い訳をしても、平野平や石動さんは市民なのだ。


 事件と平野平家を結ぶ、表沙汰にできないことをもみ消す存在として猪口は生まれた。


 実は、大きな秘密(?)というか隠し玉があるが、それは物語の中で語りたい。


『世界で最後になる魔術師』という称号もあったが、あれは突然過ぎて私も反省している。


 彼がきっかけを作り、終わりを作る。


 また、人と人を繋げる。


 そして、何より、彼は武器を持たない。


 作中で自分のことを『口先三寸』と評していたが、彼がいわば作戦参謀なのだ。


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