第15話 『平野平春平』という絶対強者と普遍性

 今回の影の主役というか、大役はやはり春平じいさんだろう。


 死んだはずの世界で生前と似たような仕事をしている。


 本人は嫌がりながらも事件の糸と人の心をほぐしてゆく。


 はっきり言えば生前からかなりのチートキャラである。


 ファンタジーの要素を抜かすと、依頼され、それなりの理由があれば誰であろうと平然と殺す。


 そして、普通に生活をする。


 あの『霧の巨人』と畏怖される秋水ですら頭が上がらない。


 では、悟りきっているかといえば、そうではなく、本人的には『普通に仕事をしているだけ』


 彼を伏せさせるために私は悩んだ。


 そんな時、会社で話題になったクトゥルフ神話は非常にいい助けになった。













 あ、次回作(長編)の主人公は生前の春平さんです。

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