A12.そりゃあ初恋絶対実らせないマンの暗躍に気付けなかったらそうなるよね

 学園で、話しかけられるようになった。何が理由かはわかる。魔王のしもべたちが現れた時に、わたしが一番戦って、いちばんみんなの助けになったからだ。最初話しかけられる内容もそのことについての感謝の言葉が多かったし、そのことについては間違えようのない事実である。


 最初はありがとうと言われたのがきっかけで、それ以降は普通に声をかけられて、雑談をするようになった。クラスのみんなは、わたしに対して近寄り難いイメージがあったけど、話してみたらそんなことはなかったと言ってくれた。むしろわたしはお友達が欲しくて悩んでいたくらいなので、見当違いもいいところである。



 そうしてなかよくなって、一緒に遊びに行ったり、勉強を教えたりして、学園生活を充実させる。とても楽しい日常で、これまでの悩みが解決された生活だ。ならもう悩みなんてないのかと言うと、それはまた話が変わってくる。



 新しい悩みの種は、王子のこと。わたしのことを肯定してくれて、優しくしてくれた、エドワード王子のこと。あの日以降、今まで普通に話せていたエドワードと、話せなくなってしまった。観察するように見られるのが恥ずかしくって、目が合わせられなくなってしまった。


 見られることが、はずかしい。声を聞かれることが、はずかしい。なのにそれと同じくらい、見ていたいし、声を聞きたいし、一緒にいたい。そんなふうに思ってしまうわたしは、おかしくなってしまったのだろうか。


 一緒にいたいのに近付かれると恥ずかしくて逃げてしまうし、お昼ご飯も新しくできた友達を言い訳にして逃げるようになってしまった。今まで知ろうとしてこなかったエドワードのことをもっと知りたいのに、それが出来なくなってしまった。


 それでも、いつかそんな気持ちも収まるだろうと、元に戻るだろうと思って目を逸らして、あの日からずっと返せていない上着を抱きしめる。もうずっとわたしの部屋にあるこれには、まだ僅かにエドワードの匂いが残っていた。ほとんどわからないくらいの微かなものだが、わたしの鼻はそれを嗅ぎ分けることができた。


 安心するのと同時に少しだけ寂しくなる。気持ちが落ち着かなくなって、ムズムズした。


 ちょっと前まで、あんなにしつこく付きまとって来たのに、全然声をかけてくれないのが嫌だった。なんとも思っていなかったせいで、あんなに雑な対応をしてしまっていたことを後悔した。もっとちゃんと、向き合っていれば、もっとちゃんと仲良くなっていれば、どうすればいいのか自分でもわかっているのに、それをできないのが嫌だった。


 解決する方法をわかっているのに何も出来ないまま、何もしないままで過ごして、ようやく危機感を持ったのは、数ヶ月経ってから。いや、危機感自体は元々持っていたので、行動に移す勇気が出たのは、と言うべきかもしれない。


 ようやく、エドワードと話す覚悟ができた。だいぶ前に誘われて、ポチに邪魔されたご飯の話、その話をほじくり返せば、きっと話を聞いてくれるはずだ。元々は向こうから出した話で、これに関してはわたしは何も返事をしていなかったから、話のつながりとしてもおかしくはないはず。突然そんなに前のことを持ち出して誘うのはおかしいかもしれないが、他に話しかけるきっかけが思い浮かばない以上仕方がない。これまでエドワードから話しかけられた時に話すだけで、自分から話しかけることがなかった弊害が、こんなところで現れた。



 話しかける話題は決まったから、あとはそこからの話の内容を考えることと、途中でなくなってしまいそうな勇気を補強するだけ。せっかく話すことが出来ても何も話せないのでは、エドワードに退屈な人だと思われてしまう。そうしたら、もう話せなくなってしまうかもしれない。だからそうならないように会話のタネを考えて厳選することと、土壇場でわたしが怖気付いて逃げられなくするために、セレンちゃんに相談しに行く。一度声に出して誰かに聞かせた宣言は、もう覆せなくなるからだ。明日こそはと自分の中で考えているだけじゃいつまでたっても直前で逃げてしまうし、その結果わたしはこの数ヶ月何もできなかった。


 そのためにセレンちゃんに頼ろうとして、約束もしていない中で一方的に部屋に押しかける。普通に考えたらもっと早い時間にするか、前もってアポを取っておくべきだけど、そんなものを待っていたら、わたしはまた後回しにしてしまうかもしれない。だから今の気持ちがなくならないうちに行ってしまおうと決めて、着いた先の部屋にいたのはセレンちゃんではなくエフだった。


 少し怪訝そうに扉を開けて、来客がわたしだったことに喜んでくれたエフ。セレンお姉ちゃんになにかご用事でしょうか、それともわたくしに会いに来てくださったのですかと、恥じらうように尋ねるその姿は、わたしとそっくりとは思えないほどにかわいらしい。


 セレンちゃんに用があってきたことを伝えて、今いるかを聞いてみると、まだ帰ってきていないと言われる。もうすぐ帰ってくるから上がってほしいとねだられて、今日はエフに会いに来たわけじゃなくてごめんねと言うと、今度はわたくしに会いに来てくださいと言われた。わたしの妹は、信じられないくらい健気で、そしてかわいい。


「あの、お姉さま。おしゃべりのついでに、少し教えていただきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」


 セレンちゃんを待っているあいだにとお茶を淹れてくれたエフが、わたしの正面の席に座ると、恥ずかしそうにすこし下を向いて、いじいじしながら切り出したので、わたしに教えられることであれば何でもと応える。


 以前同じようにお願いされた時は、魔術の構成の仕方についてだった。学園の授業について行くのが大変らしいエフは、これまでも何度か同じようにわたしに勉強を教えて欲しいと願って来たので、きっと今回も同じような内容だろう。最近エフが習った範囲でつまずきやすいのはどんな内容があったかなんて思い出しながら次の言葉を待っていると、そこから出てきたものは全く予想していないものだった。


「お姉さまと一緒に授業を受けていらっしゃる、エドワード様のことを知りたいのです。以前助けていただいたので、贈り物をしたいのですが、普段使いで喜んでいただけるものがわからなくって」


 クラスで一番仲がいいのはお姉さまと聞いているので参考にできれば、と言うエフの表情には、どこからどう見てもただの贈り物、お礼以上の気持ちが籠っていた。


「……その、実はわたくし、こんなことは初めてなのですが、エドワード様のことを考えると、胸がドキドキして、気持ちが抑えられなくなってしまうのです。恋を、してしまっているのだと思います。お姉さま、もし良ければなのですが、わたくしのことを応援していただけると嬉しいです」


 その言葉は、症状は、わたしが抱えているものと同じだった。その相談は、わたしがセレンちゃんにしようとしていたものと同じだった。そしていつでも話せる環境にいたのに、話しかけられたら逃げてしまうようなわたしとは違って、エフならちゃんと素直に自分の気持ちを伝えられるのだと思った。



 それでも、そんなことは関係がなくて、わたしも好きなのだから、わたしの方が先に好きだったのだから、それを伝えてエフに諦めるように言おうかなんて、後ろめたい考えが頭に浮かぶ。そうでなくても、エフのことを応援する振りをして、失敗させてもいいかもしれない。その後ゆっくりわたしが仲良くなれば、エフには恨まれるかもしれないが、逆に言えばそれくらいしか問題はないだろう。


 そんなふうに考えて、すがるようにわたしを見つめるエフのことを見た。キラキラ光るその目を見た。その瞬間、そんなことを考えていた自分に対する嫌悪感が、エフに対する罪悪感と一緒にやってくる。そして、こんなふうに考えてしまうわたしより、純粋なエフの方がエドワードにふさわしいなと思ってしまう。


 だって、わたしが勝手に好きになっただけで、元々エドワードがわたしに向けていた気持ちなんて、“おもしれー女”に対する興味くらいのものだった。エドワードの価値観の外からやってきて、退屈を紛らわせる存在。それは別に、わたしである必要は無い。わたしの妹で、同じエルフのエフで問題ない。


 なんなら、性格や寿命のことを考えれば、エフの方が向いてすらいるだろう。わたしとは違って純粋な優しい子で、ハイエルフのわたしよりは寿命が短いはずだから、わたしと比べれば一緒に歳を重ねられるエフ。きっとエドワードを幸せにできるのは、わたしよりもエフの方だ。



 そう思ったら、もうエフのことを応援すると口にしていた。だってそもそもわたしにはやらなくてはいけない使命があるのだし、それを果たすまではのうのうと幸せになっていることなんてできないのだ。


 あきらめて、この気持ちを捨てようと決める。そうしないと、わたしはいつまでも横恋慕を続けてしまうことになるかもしれないから。けれど、諦めようと思ったからって感情をさっぱり捨てられるわけがなくて、じくじくと胸が痛むのは止められない。



 そのあとも、エフと何か話していたのは覚えていたけれど、その内容はもうわからなかった。エフがおかしな反応をしていなかったのだから、それなりに普通に振る舞えていたのだとは思うのだけれど、逆に言えばそれくらいしかわからない。


 セレンちゃんが帰ってきて、相談の内容を誤魔化すことができなくて忘れたと嘘をついた。思い出したらまた相談しにくるねと伝えて、部屋に帰る。そこから先のことはもう、何も覚えていなかった。覚えていたくなかった。


 学園の授業に集中しきれないまま、何とか成績を維持するために勉強に集中した。そのおかげで成績は維持できたし、勉強のためという名目があれば、見たくないものから目を背けることが出来た。わたしの前で、すぐ近くでエフと仲睦まじげにしている初恋の相手の姿は、あまり見ていたいものではなかった。



 いつまでもこのままではダメだとわかっている。エフに対してこんなふうに思い続けるのも良くないことだし、まともにエドワードと話せないのもいやだ。初恋がダメだったとしても、それ以外の友達としての形まで失うのは、本当に嫌だった。


 だから、気持ちを忘れたくて、先生に相談する。自分で考えてもダメなことは、調べるか相談するのが一番早い。その結果おすすめされたのは、次の恋を見つけること。上手くいかなかったものから目を逸らして、上手くいくものを捕まえること。


 きっとすぐ近くに、あなたを大切に思ってくれる人がいますよなんて言われて、いまいち得心がいかないまま過ごしていると、その言葉の意味がわかる時はすぐに来た。


 リックが、いつも一緒に冒険していたリーダーのリックがわたしに向ける感情が、わたしがエドワードに向けているものと一緒だった。いや、結局何もしないままで終わったわたしとは違って、言葉にして誘ってきているリックをわたしと同じなんて言ってしまうと、リックに失礼かもしれない。


 わたしが気づいていなかっただけで、考えてみればこれまでも同じようなことはあった。みんなで一緒に食べに行くのではなく、ふたりで食べに行こうとわたしを誘ってきたこともあった。その時はみんなで一緒に行った方がいいのにと思って断っていたけれど、今思い返すとかなり酷いことをしていたのではないだろうか。


 そのこと反省して、考え直して、先生からのアドバイスを踏まえて、一度リックに向き合ってみることにする。わたしはまだ失恋を引き摺っているのにその気持ちのままというのはリックに失礼な気もするが、こうでもしないといつまでも向き合う機会がこなさそうなので、そこは諦める。


 リックのことを誘ってみて、ご飯の約束をする。約束をするだけでとても喜んでくれたから、これでよかったのかもしれない。もしエドワードにも同じくらい軽い気持ちで声をかけられたのなら、もっと違う未来もあったのかもなと思いながら、週末にご飯を食べに行く。



 ドキドキはしなかった。今までだって普通に話していた仲だし、今更何かが変わるとも思えなかった。普段通りの、気を使わなくていい会話。リックの方は緊張していたようだが、わたしはいつも通りで、でも楽しかった。楽しかったし、気が楽だった。


 昔からお互いに知っているからだろうか、新鮮な感じはないけど、安心感はあった。変に良く見せようとする必要がなくて、ありのままの自分でいられた。それが恋になるとはまだ思えなかったけど、少し心が追い詰められていたらしいわたしにとって、その時間は心地よかった。



 また次に食べに行く約束をして、それからは日常生活の中から少しずつリックと会話するタイミングを増やしていく。その事が嫌ではなかったし、それだけの事でうれしそうにしているリックを見るのは面白かった。そうしているあいだはエドワードとエフのことを考えなくて済んだから、ありがたかった。


 ありがたくって、次第にそのためにリックといるようになった。リックの気持ちを考えれば、わたしの動悸は不純もいいところだ。罪悪感に耐えられなくなって、そのことを謝った。嫌なことから逃げるために一緒にいるのだと、リックの気持ちを、優しさをただ利用しているだけなのだと。


「そんなことを気にしてたのか?いいんだよ、アリウムが殿下のことが好きなことなんて、とっくにわかっていたんだ。傷心に漬け込むみたいに一緒にいる俺が、そのことを咎められるわけないだろ?だってどんな理由でも、お前が一緒にいてくれることが嬉しいんだから」


 返ってきたのは、そんな言葉。わたしの気持ちをわかっていた上で、今のままでいいと許してくれる言葉。こんなわたしと一緒にいることを求めてくれる、うれしい言葉。


 きっと、わたしはちょろい性分なのだろう。ずっと気にしていなかったエドワードに、認められるようなことを言われただけで好きになってしまって、そんな目で見たことがなかったリックに、自分を受け入れてもらっただけで気持ちが揺らいでしまった。うれしくって、暖かくって、もっとリックを知りたいと思ってしまった。たった一つのそのやり取りだけで、もうリックのことを好きになってしまった。


 あまりのちょろさに、自分で自分が嫌になる。だって、こんな簡単に気持ちが変わってしまうのなんて、まるで本当は相手が誰でもいいみたいではないか。その人のことを好きになったのではなく、そこにいた人を好きになっただけみたいじゃないか。リックだからではなく、たまたまそうしてくれたのがリックだったから好きになっただけみたいではないか。みたいも何も完全にその通りなのに、なんだかそれが嫌だった。



 でも、どれだけわたしが自分の感情の変化を嫌がったところで、変わってしまったことに変わりはない。リックの隣を歩いている自分におかしいところがないか気になって、逃げたくなってしまっていることに変わりはない。


 はずかしくて、逃げたくなって、リックに今日のお礼を言って慌てて帰ろうとしたら、手を掴まれた。わたしを逃がさないように掴んで、自分の方に引き寄せた。


「アリウム、その……また明日な」


 反射的に、うんと返す。強引に取り付けられた約束。だけど、それは約束だから守らなくてはいけない。どれだけ恥ずかしくなっても、逃げたくなっても、約束だからまた明日には会わなくてはいけない。会って、話をしなくてはいけない。


 明日会うのが、考えるだけでも恥ずかしくて、明日が来なければいいのにと思ってしまうのと同時に、明日という期限を作ってくれてよかったと思った。これが明日ではなく、またねとかであれば、きっとわたしはまた避けて、会えなくなってしまっただろうから。




 恥ずかしさで死んでしまいそうになりながら次の日に会うと、リックは少し強引にわたしの手を掴んだ。恥ずかしいからやめてほしいと言っても、こうしておけば逃げられないだろうと、本当に嫌なら魔法で吹っ飛ばしてくれと言って、離してくれなかった。恥ずかしいけど、嫌ではなかったから、吹っ飛ばすこともしなかった。やろうと思ったらもっと穏便に離させることもできたけど、それもしなかった。恥ずかしかったけど、間違いなくうれしかったからだ。


 そうして、逃げさせてもらえずに一緒に歩く。わたしの様子が変わったことに気が付いたのか、この日のリックはこれまでとは比べられないほど押しが強かった。そしてわたしは、びっくりするほど押しに弱くなっていた。



 一日中一緒にいて、歩く時はずっと手を繋がれていた。途中街中で会ったハンナは、そんな状態のわたしを見ながら、微笑ましそうに去っていった。次に会う時に、どんな顔であったらいいのかわからない。




 そんなふうにして、わたしはリックにダメにされてしまったのだ。少しずつ、時に強引に心の中に入られて、これまでみたいに一人で頑張ることがつらくなるまで、弱くされてしまったのだ。それでもいいかなと思えた。もう、みんなの前でリックと付き合うことになったと、リックはもうわたしのものだと言ってもいいかなと思った。


 突然ポチに呼び出されたのは、そんな時だった。リックとお出かけをする約束をしていた放課後に呼び出されて、何かと思って向かった先のテラスには、いつもと違ってそわそわした様子のポチ。やってきたわたしの姿を見つけると、いつもとは違う静かな声で、用事を話し出した。


 内容は、ポチが実はわたしを好いていたというもの。わたしから見てそんな気配はなかったので、なにかの冗談かとも思ったが、今わたしの前にいるポチの表情は、これまで見てきた中で一番と言っていいほど真剣なものだ。ポチはこんな顔をしながら嘘や冗談を言える人間でない。


 話を聞くまで、早く済ませてリックと出かけることだけを考えていたわたしの頭が、ポチのことでいっぱいになる。わたしが好きなのはリックだ。でも、だからと言ってこんなにもしっかりと向かい合って気持ちを伝えてくれたポチに適当な対応をすることは出来ない。あの時のわたしにできなかったことをしているポチには、しっかり敬意を持って対峙しないといけない。


 だから、ちゃんとポチの言葉を聞いて、一度考えた上で、お断りの言葉を告げる。考えても考えなかったとしても返すものは一緒だったかもしれないけど、思いを受け取ったからにはその分はしっかり受け止めるのが、わたしなりの誠意だ。


 気持ちを伝えてくれたことと、わたしのことを思っていてくれたことにお礼を言う。ぜんぜん気付いていなかったことと、その気持ちに答えられないことを謝る。わたしにはもう、好きな人がいるから、リックのことが好きだから、ポチの気持ちに応えることはできない。



 そう言うと、ポチは泣きそうな顔をしながら笑って、わたしにありがとうと言った。初めて会った時に間違いを正してくれてありがとうと、魔王のしもべとの戦いで、助けてくれてありがとうと、これまで楽しい時間をありがとうと。


 そう言ってポチがわたしに渡したのは、いつも大事に持っていたペンダント。家紋と名前が入っている、この国の貴族が大恩人に送るものだ。生涯仕える主君に送る短剣、添い遂げる相手への指輪、そして恩人へのペンダント。これを持っているだけで元の持ち主と同等の身分として扱われるという、非常に扱いがデリケートなものだ。


 とてもじゃないけれど、わたしが受け取っていいようなものではない。そう伝えて断ると、それなら何かあったときには必ず駆けつけると約束された。これでも振ってしまったわたしにとってはだいぶ重い話だが、ペンダントを受け取るのよりはまだだいぶまともだ。


 また明日学園でねと伝えて、テラスから戻る。あまりいい気持ちではないけれど、だからこそ、今はリックに会いたかった。



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 絶望ピースとカツオの刺身でご飯1合食べれた(╹◡╹)

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