第5話ハッピーパーチー

そうして私は15程かな?の誕生日を迎え

ました。


体格的には中学生ほどだろうか?


エルフは寿命も長いというから成長は遅いと思っていたのに、謎である。ちゃんと耳長いよね?


うん、長い、そして自分で言うのもなんだが

かなりの美形と美しい黒髪。


その年頃の成長の兆しは骨格、そして

胸部の痛みから始まった。


お母様には相談できず、かと言って執事のおっさんにも迷惑をかけたくなかったが、謎に最近お姉様方が

私のことを着せ替え人形のように遊んできたので隠せなかった


うん...恥ずかしぃ。

中身はユリアだけどユリアじゃない。


そして胸部以外にも、女の子から

レディに変わるあの、うん、アレが来てしまった。気づいたのは朝方ぐらいだろうか


▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


特に誰の掛け声もなく、不意に目が覚めた。

たまに早起きしてしまうけど、目や頭は冴えた

あの謎の起き方だと思った。


ヌルリ


不快感でもなく、ただただ違和感


赤い....

は???


血? 内臓? 出血?

まて。落ち着け、血?いや死ぬ?

まて、わかってるはず

血?ナニコレ?

落ち着け、魔力を抑えられてない、皆に迷惑を  ワタシの体...

わかってるこんな量じゃ死なない

血?なぜ落ち着けない


「リ...ィァ」

「「ユリア」」


いい匂いがする


金髪?あっ、柔らかい


「落ち着いて。そしてゆっくり息をしなさい」 「大丈夫よ」


お姉様達だった

胸の奥はまだ落ち着かなかったが。

落ち着いてきた。あっでもシーツ


あと別の要因で落ち着かない

金髪の可愛いドロテア姉様そして

ツェア姉様もいる。こっちは茶髪


「ごめんなさいユリアもっと早めに話しておくべきだったわねまずは体を洗いましょうか」


▲▲▲▲▲▲▲


あの時は凄く動揺したし

浴場に入ったがあまりゆっくり出来なかった

私の中身というのもあるが、

風呂の後の着せ替え人形タイムと生理に関してのの説明があったので長かったし隣に入ってお昼寝までさせられた

一応中高生くらいの体のはずなんだがなぁ



それはそうとレディになったという日から

社交界や食事会、つまるところパーティが増えたのだ。


私はそういう歴史背景や

貴族の習慣を前世で知っているからわかってしまった。


うん、にゃんにゃんした時に出来た子を拾って丁寧に育ててくれただけありがたいと思わないと。


実際パーティ自体は楽しかった

同世代から年上のお姉さん達

そして男もきた。


いかにもな金髪や茶髪の

イケメンが話しかけてきた。


正直貴族特有の長ったらしい前置きに

丁寧な言い回しがだるかった。


でもおじさま方が物珍しげに話しかけてきたり、歴史や地理、ご飯の説明、魔法がかけられた道具の話をしてきて楽しくはあった。


何回かこの世界の常識を測るための指標の一つである、宇宙や地球の形について聞いてみた。


うん、ぶっちゃけわからないという人や

宗教をもとにする人が多かったが

髭の長いいかにとな老齢のおっさんが

意外にも話のわかる人だった。


その人によれば地球は丸いし、回転周期や、地球の軸のずれだったりを自分なりの考え方を持っていた。


あとなんか魔力が強そうだった。

別にはっきり見える方法がある訳でもないが

なんとなくわかる、見た感じお父様の次くらいには強そう。

私は、うん、まだまだだよなぁ。


何やらその人は自分で教育機関を持っているらしい、この中世に珍しい

ちょっと気になるなと思った。


ちなみにパーティと言っても舞踏会

が多いから話すのは一通り踊り終わった後。

だがお父様が市民思いで地位も高いのもあって下級の貴族を含めたや多くの人を招いた

食事会もあり、その時はゆっくりと話した。


イケメンには恥ずかしがりげな態度を出して

そっと抜け出て、品と教養のあるおっさんを探すのは少し疲れたが楽しかった。

 

そんな夜、お父様から話をされた




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