夜に霧を纏う

ナイリル リーン テイル

第1話

長い夢を見ていた..........


神様に新たな世界で生きてみるか、

飽きるまで天上の国にて暮らしてみるか


二択を与えられ迷いなく前者を選んだ。


少し優遇をしてくれて

以下の条件を選ばせてくれた

・魔法の才能が多少あること

・特異的に重力に関する魔法の扱いに長けること

・安全な国と家柄に生まれること

・前世の記憶や知識の保持


▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


目覚めたところは見知らぬ天井

霞のかかったような思考と視界。

ついでに言えば視界がちょいちょい色づいてる色盲だろうか。


どのくらいたっただろうか

見知らぬ天井と柔らかな布が当たる感触がある。


まずわかったことがある。本当に魔法の力というものが存在している。


たまに視界が色づくことがあるがこれは魔法の力あることが起因している様だ。


また、この世界の言葉や本などを

知りたいからメイドさんや執事のおっさんが来るたび適当な言葉を発して本を取らせている。


執事があるあたり多分貴族なのだろうそれも

そこそこの地位のある。


あっ、ちなみに僕の名前はユリアだそうです可愛らしい名前

ですね。


そして転生したこの体どうやら10歳前後の女の子と見える。


しかも耳が長いからエルフだろうか?


この家の人は金髪だ、長男と次男、三男、

色が薄めの茶髪のお嬢さん、

金髪のお嬢さんもいた。


あまり意識がはっきりしないから歳の差まではわからなかったが

多分僕の兄と姉になるかなと思った。


一夫多妻制なのか、はたまた妾の人の子供を引き取ってしまうお人好しなのか。


そういえば僕は黒髪なのだが、ひょっとしてあれだろうか、

妾か隠し子的な、にゃんにゃんしちゃった事でできちゃったやつだろうか?


というか腹減った気がするな。


食事の時にはパンで出来ているであろうお粥の様なものを食べさせられるが固形食が恋しい、せめてスープ下さい。

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