📜聖モニカ学院講義ノート 神学入門📜
猫川 怜
神学入門第1回目
初代教会
さて、初代教会はどのように出来たのでしょうか? 聖霊降臨日(ペンテコステ)に初代教会ができました。
イエスキリストが十字架の苦しみと死そして復活された後に天に登られました。
これを昇天と言います。昇天した後、弟子たちに聖霊(今の段階では神様の霊的な力ととらえていただければ大丈夫です)が降り初代教会が出来上がりました。
その後、弟子たちは教えを述べ伝えていきますが、重要な人物が仲間に加わります。『異邦人の使徒聖パウロ』と呼ばれる人物が仲間に入ります。
元々はユダヤ教のラビ(ユダヤ教の指導者)でキリスト教徒を迫害する側の人物でしたが、復活したイエスさまに出会い回心してキリスト教徒になりました(一時的にパウロさんは目が見えなくなります。そして、回心したと同時に目が見えるようになり、そこから目から鱗が落ちたと言う言葉の由来でもあります)
さて、このパウロさんとイエスさまの1番弟子のペテロさんの力によって初代教会は大きく世界中に広がっていくわけですが、この頃はまだユダヤ教の一派として扱われていましたが、ある議論が起きます。キリスト教徒になるためには一旦ユダヤ教になるために割礼(簡単に言えば包茎手術)を受けなければならないのか?と言う議論が起きたりしましたが、結論は割礼の有無は関係無しとなります。また、パウロさんの宣教活動によって『ユダヤ教キリスト派』からキリスト教と言う民族宗教から世界宗教へと大きく変わっていったのです。
まさに『異邦人使徒聖パウロ』と呼ばれるのは彼の功績の大きいわけですね。
📜聖モニカ学院講義ノート 神学入門📜 猫川 怜 @nekokawarei
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