第11話ダンジョンキングダム

 ワイは、帰宅して昼間助けた3人のことをスマホで調べていた。

 彼女達は、事務所に所属していた。

 【ダンジョンキングダム】略して【ダンキン】という事務所だ。


 以前助けた、綾瀬何某という女性が所属している事務所である【ダンジョンガールズ】略して【ダンガ】は、日本で人気の配信事務所だが、【ダンキン】は、世界で人気の事務所らしい。


 【ダンガ】がアイドル風の衣装を身に纏っているのに対して、【ダンキン】は、ファンタジー風の衣装を身に纏っている。


 姫様と呼ばれていた、お姫様風のドレスを身に纏っていた女性は、実際本当のお姫様だった。

 名前は、クラウディア=ラルジュというらしい。

 登録者は、285万人。

 清楚な雰囲気は、ワイのひねくれた心を浄化してくれそうな気がした。

 気がするだけで、本当はそんなことならなそうだけど。


 シャルと呼ばれていた、赤髪長身の女性は、シャルロッテ=アルムスターというらしい。

 クラウディア姫を守る騎士とのこと。

 登録者は、329万人。

 凛とした雰囲気は、騎士だけでなく舞台役者をやっても映えそうだと思った。


 ベティと呼ばれていた低身長ロリっ娘は、ベティーナ=アードルングというらしく、シャルさんと一緒にクラウディア姫を守っているが、姫の身の回りの世話もしているらしい。

 そりゃそうか、本職はメイドさんなんだし。

 登録者は、362万人。

 1人称がボクっていうことと、自分の身の丈以上の大鎌を振り回していることが印象的だった。


 それにしても、姫より騎士とメイドの方が人気あるってどういうことなんだろう……?

 配信業界のことについて、余りにも疎いので調べてみたけど、世の中にはよく分からないこともあるあるもんだ。

 理由を考えてみたけど、よく分からなかったので、今日はもう寝ることにする。

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