旅行
rouF Love(らふらぶ)
旅行
母と旅行に行った帰り、ロング缶の酎ハイを二本とスナック菓子をコンビニで買い、飛行機の発着ロビーで二人で
母が「こうやって二人でお酒飲んで旅行できるのが楽しいね」と言ってきて、急にノスタルジーに襲われた。
母は私を幼少期の頃からよく旅行に連れて行ってくれた。車で近隣の県へも行ったし、飛行機や新幹線で遠くへも行った。母子家庭でさほど裕福でもないアパート暮らしの生活だったが、私に不自由はさせず、母は自分のものだけ切り詰めて過ごしていた。その切り詰めた余分を、さらに旅行という形で私に
そこまで献身的にしてくれた旅行であるにもかかわらず、私はよくわがままを言っていたのだ。疲れた、あれが欲しいと言い、叶わなければ不機嫌になり、車移動のときは助手席で眠り。それでも基本的に嫌な顔一つ見せずに、ただ私が楽しめることを一番に考えて、慣れないスマホを使いナビをして、旅行に連れて行ってくれた。
旅行 rouF Love(らふらぶ) @rouF_Love
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます