生意気だから、死んでほしい。

エリー.ファー

生意気だから、死んでほしい。

 雨になって死にたい思いが膨れ上がる。

 ずっと、前に。

 涙が枯れるのは。

 自分次第だから。

 あと少しのレビュー次第。

 聞いたことのない嘘。




「涙を剣に変える魔法が欲しいのです。ブラックコーヒーはいかがですか」

「必要に迫られたら、要求します」

「もしも、文字数によって幸福を作り出して下さい」

「阿片が怖いのです」

「鳩が怖いのです」

「病によってでしか、奇数が生まれない」

「黄色い文字数」

「編集者がやってきました」

「小説家がノートパソコンとデスクトップパソコンの間に挟まって死んでましたよ。マジで」

「弁天町駅」

「山手線」

「新宿」

「岩手県」

「大倉市」

「焼きそばの卵味」

「焼きそばの珈琲味」

「南蛮船」

「感動によってでしか、明太子を味わえない」

「ホール」

「観光」

「検索画面」

「手紙の中に鏡を仕込んでくれませんか」

「エンターテイメントに襲われたら、まずはティッシュの一つや二つは忘れてしまいましょう」

「横転」

「大事故」

「しりとりブーストが最高ですね」

「クレメント」

「クレメンス」

「クレイトドール」

「クレッシェンド」

「クレーンゲーム」

「クレバー」

「クレイマンジュール」

「クレットクレジット」

「フライ」

「ポテト」

「ポテイト」

「ポウテイトウ」

「プロウテイトウズ」

「化粧水の煮込みを豚の角煮にぶっかけて卒業式ということにしませんか」

「これは、シュールですか」

「シュールというものを勘違いしていますよね」

「青いストロー」

「甲虫」

「紫陽花」

「涙」

「オナラ」

「ブラスト」

「零から始まる空き缶殺し」

「介入して下さい」

「寝癖直し」

「カーテン」

「扇子と団扇と御守り」

「蛍光灯」

「氷」

「雹」

「豹」

「女豹」

「アルコール」

「アート的な思想」

「眉毛の話をしましょう。今からではなく、明日から」

「嫌悪感」

「プレビュー」

「暴走」

「暴走族」

「一生一緒にいないけど、一生分の愛をあなたに」

「大がかりなプール」

「時計仕掛けのマンゴー」

「時計仕掛けのアップルマンゴー」

「時計仕掛けのアップルマンゴーパフェ」

「時計仕掛けのアップルマンゴーパフェセット」

「幾らですか」

「いくらですよね、これ」

「海鮮丼が最高だって話をしようと思います」

「旗」

「生ビール」

「レバー」

「皮」

「焼き鳥」

「デスクトップバーストを喰らいなさい」

「行い」

「実証」

「証明」

「名言」

「現行」

「行動」

「動眼」

「眼福」




 青春によって上書きされる思い出が最も危険であると言っておきます。

 青春とは過ぎ去った後に生まれる定義であり、最中に定義はできませんし、するべきではありません。いや、不可能と言ってもいいでしょう。

 氷を失います。

 かき氷を投げ捨てて海に飛び込み、二度と上がって来ないで下さい。

 さようなら、僕とあなたの物語。




「スクロールする時に音が聞こえるようしてくれませんか」

「ダブルクリックとダブルタップの違いを教えてくれませんか」

「酷暑ってなんですか」

「サステナブルって、何なのでしょうかね」

「持続可能な笑いが欲しいですね」

「もずくを爆弾に変えてみます。いきますよ、見ててくださいね。いきますよ、いきますよ。さあ、いきますよっ、さぁっ、見て下さいっ、ねぇっ、見てっ、こっち来てっ、ねぇっ」

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