第2話 お手紙の返信

「ア、アルノメアぁ…手紙がきたぞ~…」

「お返事はっ!?」

私はお父様に飛びついた。

お姉様とお母様もだ。

「今開けるから…!」

封を開けると、一枚の便箋があった。

「どれどれ…」

額を集めて手紙を眺める私たち。

内容を要約すると、

『自分は無理矢理彼女を結婚相手にしようとした。こちらがとやかく言える立場ではないから好きにしてくれ。』

とのこと。

「と、言うことは・・」

「私が肩代わり出来るということですかっ!?」

「ああ、そうだな・・。」

やった!!

お姉ちゃんの役に立てたの、初めてかもしれない!!

「そう・・アルメノア、やるからにはしっかりやるのよ。」

お母様が私の肩に触れた。

「はい。」

「アルメノア・・本当に良いの?」

「うん、お姉ちゃんのためなら、何でもするから。」

私は、心配そうなお姉ちゃんに笑顔で答えた。

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