第34話オウニラ王国の同盟(2)

ーー翌日


「重臣全員が同盟に賛成した。貴国と同盟を結ぼう。」


「ありがとうございます!」


「うむ。では国に帰って貴国の王に伝え、同盟を

 結ぶ為の準備をせよ。」


「では、失礼します。」


こうしてオウニラ王国とリービア公国の同盟が結ばれた。



ーー1週間後


「それでは、調印と致します。」


オウニラ王国の王都で同盟が結ばれた。



ーー翌日、ゴンディー・オブ・パリサ帝国では


「申し上げます!オウニラ王国と北のリービア公国が同盟を結びました!」


「「何⁉︎」」


「グレイング・オブ・ロアー王国に伝えよ!」


「はっ」



ーー2週間後


オウニラ王国とリービア公国は周囲の他の小国と次々に同盟を

結んでいった。


その数、オウニラ王国を除き5カ国。


これをオウニラ王国とリービア公国の名前を取って、

『リーニラ同盟』と名付けた。



ーーグレイング・オブ・ロアー王国


「オウニラ王国と同盟を結んだ国はリービア公国を含めて5カ国です。」


「そうか。ブルーイン帝国と不可侵条約を結びたい。

 ゴンディー・オブ・パリサ帝国に相談してみよう。」


1週間後、グレイング・オブ・ロアー王国、ゴンディー・オブ・パリサ帝国の

2カ国とブルーイン帝国の間で不可侵条約が結ばれた。


「これで西は安心だな。」


「ああ。後は北だな。どう攻めるべきか・・・」


「小国に圧力をかけてジワジワと攻めるのが良いだろう。」


「そうだな。取り敢えず今は準備期間だ。しっかりな。」


「ああ。」



ーーその頃、リーニラ同盟に入っているある小国では


「我々が一番西だ。攻められたら一溜りもない。」


「では、堂々と裏切らず、内通しておけば良いのでは。」


「名案だ!すぐにゴンディー・オブ・パリサ帝国に書を送れ。」


「はっ」



ーー翌日、ゴンディー・オブ・パリサ帝国


「何だと!」


「我が国に内通しておけば安全と考えたか・・・

 グレイング・オブ・ロアー王国に伝えろ!」


「はっ」


「しかし小賢しい真似を・・・」


「では利用すれば良い。

 例えば最初は見逃して事が済んだら裏切り者として滅ぼせば良い。」


「では、仰せのままに。」


「うむ。」


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