今の日本を十代が考える
中太賢歩
第1話
先ず、何故私がこの評論文を書こう、と思ったのか。
其れは、某呟きアプリにて育児や保育・教育、政治等様々な国民の不平不満、負担を見たからだ。
私は反出生主義者…と思う。
何故疑問形か?其れは、私自身私の事が余り良く解らないのである。
ただ、今の日本の現状を見れば自分は反出生主義者だと思う。
おっと、話が逸れてしまった…失礼。
では本題に入ろう。
どの現状を話そうか迷ってしまう。
では…私は学生なので、教育について本日は評論しよう。
先に言うが、私は一人の学生。矛盾するかも知れない、そもそも評論出来ていないかも知れない。
其れでも良いと言う人のみ、此処から先を読んでくれ。
今の日本の教育現場…現状は、真っ黒にも程が有ると思う。
学校のチャイムを目覚まし代わりにしたクラスメイトTから、グループラインに一枚の写真が送られてきた。
夜11時頃に門を閉める先生方が居たのだ。
其れだけでは無い。
生徒が帰った後…夜8時頃迄明かりがついた体育館や、先生からの話。
私は、先生になりたく無い、と思ってしまった。
社会を担当する、担任のY先生は、私達の笑顔や成長を見るのがやり甲斐と言った。
たった、其れだけの理由で先生をやっている。
最早感動迄覚えてしまう。
其の他にも動画投稿アプリ(サイト)にて教師の現実、仕事量、そして過労死…。
何故日本政府は対策をしないのか。
私が考えるには、
「そもそも日本がおかしい」と考えた。
よく、ブラック企業の実態を調べた際に言われるではないか。
「タイムカードを切った後に席に戻る。そして仕事をする」と。
これが「当たり前」な日本は、とても恐ろしい。
だから教師を志す人が年々貴重になっているのだ。
よく考えてくれ。
平日は朝練があるから早く学校に行かなければならない。其の為には早起きをしなければならない。
そしてずっと学校で仕事。
生徒が帰った後も仕事。
時折、出張もある。
そして帰れるのは夜遅く。
これに、テスト期間や大会が有ると考えてみて欲しい。
数学を担当するM先生は、言った。
「有給消化したいけど出来ないんだよね」
“先生”である以上、休暇すらマトモに取れない。
更に所謂「モンペ」…「モンスターペアレント」と呼ばれる保護者の対応。
其処に加わる資料やプリント作成。
…どうだろうか?過労死一択コースの様な仕事は。
これが日本では当たり前になりつつあるし、当たり前になってしまった職業や企業もある。
其れでも、私達や社会の為に尽くそうとする其の心、素晴らしい。
だが、己の心を病んでは本末転倒。
心を病んで食事等の必要最低限の事すら出来なくなるのは、どうなんだろうか。
まだまだある。
生徒同士の虐めや人間関係、上下関係…3年生ともなれば、受験がある。其れのサポートもある。
進路指導に生活指導。
問題を起こす生徒の尻拭い。
次話は、生徒を視点にした教育現場の現実について評論しよう。
此処まで読んでくれ、ありがとう。
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