第46話 手紙と設計図

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to プレイヤー:セイ

from 草神精霊:ラキ


やぁ、セイ。

ずいぶんと仲間なかまも増えて、楽しそうで何よりだよ。

そういえばディーネが、『セイさんがいつまでたっても教会きょうかいに来てくれないーっ!』っていていたから、ちかいうちに行ってあげたらどうかな?

そうそう、それで本題ほんだいなんだけど、契約けいやくする順番じゅんばんが決まったよ。

相性あいしょうがいいじゅんってことになったから、↓になった。


氷→水→雷→闇→光→風→草→土→火


になったよ。

火は君と一番相性が悪いから、サラが残念ざんねんがっていたよ。

でも、相性が悪いってことは使いにくいってことだ。

火属性ひぞくせいけものを仲間にしてもいいかもね。

オススメは…、そうだな、炎鷲マグマイーグルとか。

ボクとして草属性そうぞくせい草亀ウィードトータルがいいんだけど。

教会きょうかいに来てくれたら契約けいやくするから、早めに来てね!


追伸P.S. 最初に契約する氷のレイラスは、一見いっけん冷たいけどかわいいものが大好きな女の子だから、どうぞよろしく!

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「ッスゥーーーーーーーーー」


あーそうだ。

俺ってばLevelが20超えたら契約するって言ってたわ。

それで、そこからは5上がるたびに契約って言ってたよね。

つまり、Level 60になったら全員と契約している計算けいさんになる。

で、今の俺のLevelは?


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Level 72

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で す よ ね

見間違みまちがいじゃなかった!!


「はぁ。やること増えたなぁ」


ぼふんっ、と、俺はおひさまのにおいのする布団ふとんに体をあずけた。


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やることリスト


✔︎土地ゲット

◯大工に家づくりを依頼する

◯教会に行ってディーネたちと契約する

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「えーっと。もう一回言ってもらえます??」

「だからね、そこはフェレデリアの外なんだろう?

 俺たちがっているのはフェレデリアの中だけだからよ。

 設計図せっけいずとやり方は教えてやるから、自分で作ってみたらどうだ?」


oh……

筋肉痛きんにくつうもある程度ていどなおり、さっそく大工さんに相談そうだんしたところ………。

街の外だからとことわられた。

雪花たちも影の中から『えぇ…』という雰囲気ふいんきかもしている。


「……っと、とりあえずその設計図せっけいずを見せてもらっても?」

「おう」


大工さんはおくから7枚ほど紙をってくる。

広げると…、わぉ、素材そざいってこんなにいるの?

全体的ぜんたいてき設計図せっけいずと、右下に必要素材ひつようそざい


「これが一番 簡単かんたんで、これが一番 むずかしい。どれにする?」

「えっと…」


5枚が一階いっかいてで、2枚が二階にかいて。

和風わふうがいいんだけど、ほとんどが洋風ようふうだな。

まぁ、異世界いせかいって洋風ようふうなイメージがあるし。


「うーん、三階さんかいてで和風わふうなやつってあります?」

「そんなのは…、いや、あれが…、坊主ぼうず、ちょっと待っとけ」


親父おやじさんは奥からまた紙を…、って、今度こんどはでかいな!!


「って、ぅわあ!!」


和風わふうで三階建てどころか五階ごかいて、そこに庭付にわつき!?

うっそぉん!

あ、いや、必要素材ひつようそざいもやばめ。


「こっ、この設計図、もらってもいいんですか!?」

「おうよ。値段ねだんが高すぎてだれ依頼いらいしてこないから、持てあましてたんだ。持ってけ持ってけ!」

「やったーっ!!!」


万歳三唱ばんざいさんしょう

雪花たちも影の中でおどくるっている。

さっそく紙をもらい、お礼を言ってフーマ爺の家に走り出した。

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