第11話 二世問題 ※家庭連合の場合
最近エホバの証人の宗教虐待で声を上げてる夏野なな(仮)さんだとか、祝福二世出身の小川さゆり(仮)さんのエッセイも発売されたので、それも踏まえて、この問題について考察してみようと思う。ただし、家庭連合に特化した内容になると思うので、その点はご了承願いたい。
一つ目に、一般の家庭で育った子供たちとの価値観の違いとコミュニケーションの難しさである。例えば恋愛結婚が普通で、早い子は小学生から彼氏彼女がいるこの時代で、私たちは恋愛をせずに信仰を中心にした生活をしている。新興宗教じゃない、仏教や神道の人からしたら、マジで意味不明なこの状況。でも、私たちも外の世界に出たら、恋愛結婚が普通なんて! と結構なカルチャーショックを受ける。ある意味、日常的に外国にいるレベルの感覚である。友達と話が合わないなんてことがあって、無理やり合わせることも多かったりする。そんな中、学校生活も友人関係も教会活動も同時進行で進めていくと混乱してごちゃごちゃになってしまう時がある。特に学生とかは葛藤してしまうんじゃないかな、ちょうど思春期なわけだし。
二つ目に、役職のない二世を束ねて面倒を見ることが環境的にも心情的にもできる二世の少なさと、公職についている二世や一世たちと教会に対して不信感や絶望感を抱いている二世たちとの見えている世界の乖離である。これは結構根深い問題だと思うので、時間がある時より深く考察してみようと思う。
三つ目に、複雑な組織体制と出征レースである。教会とはいえ、やはり組織に出征レースは付きもの。そんなわけで、上の立場に行けば行くほど大変なんだろうな、と公職の方々の言葉や言動の端々から苦労が見て取れる。そういうことに関して知識がないまま公職に就いた二世たちは結構ショック受けたんじゃないかな。
四つ目に、LGBTQ +の方々や障害・病気を持っている方への配慮が欠如していることである。これに関しても複雑なので、詳しくはまた別の機会に取り上げようと思う。
五つ目に、食口(信者)たちの個人情報・プライバシーの漏洩である。教会員には報連相が徹底されている上に、結構センシティブなこと(男女交際経験とか、性体験があったかどうか、障害や病気をもっているかなど、多岐にわたる)も報告しなければならない、というかそれらの報告が特に重要視されるので、プライバシーなんてあったものではない。これについての対処法も、これから考察してみたい。
六つ目に、組織的に工作された恋愛工作である。教会側は否定してはいるが、私が認識している上ではあった可能性が高い。これについても、今後詳しく考察してみようと思う。
何だか今後考察しようと思うが多い結果となってしまった。でも、実際に解決するとなれば、かなりの時間を要する問題ばかりだ。
これらの詳細の考察と解決法の提案に関しては、慎重に行なっていきたいし、公職の方々にもよくよく考えて欲しいと思う。
以上、ざっくりとした問題点をあげました。
また余裕があれば、考察と解決法の案も模索してみようと思う。私たちとこれからの二世・三世、そして四世たちのために。
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