疲れてる現代人へ/リアルな「私」
今泉 叶花/宮園 れいか
第1話 はじめに〜リアルな私〜
まずはじめに。個人的に現代日本人は疲れていると思う。みんながみんなじゃないかもしれない。でも、そんな人が多いような環境に身を置いていた。それで、そんな人に向けて、無理しなくていいんだよ、楽になっていいんだよと伝えたくて、このエッセイを書くことにした。それと同時に、リアルな自分を知ってほしい本音もある。だから、ちょっと生々しいかもしれない。事前に念頭に置いてほしい。
リアルな私と、周りから見た私って全然違うなって思う。私をよく知らない人・初対面の人からしたら、そこそこ頭のいい性格のいい人だと映るようだ。
でも、実際の自分はそうじゃない。自分に自信がなく、正直他の人より欠陥の多い人間だと思っている。その欠陥を努力で補うことで、周りの人から見た「私」が形成されている。精一杯努力してもうギリギリだというところで、他人から見た「私」になっている。本当は無茶をすることも多く、疲れてしまって早くメッキが剥がれないかな、もう疲れたなと思ってしまう。そんな自分がいる。
事実、本当の自分は臆病だ。対面で自分を曝け出すことができない、というか苦手だ。嫌われるんじゃないか、人の幻想というか夢を壊してしまうんじゃないかと思ってしまう。だから、感情を抑圧することが多い。そして、そんな自分に嫌気がさしている。そして、ある日突然爆発してしまう。または、体調を崩してしまう。そんな自分が大嫌いだった。
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