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  • 怪談「白い彼女」への応援コメント

     自然な語り口の中にさりげなく怪異を滑り込ませている文章、なかなか雰囲気が出てますね。まあ、「本当にこれだけなんですよ」と書かれたら、行き着くところはここしかないだろうな、という気はします w。そういう意味では、きちんとつけるべきオチのついた、整った怪談になっているとは思います。
     完璧を期すとすれば、一度「消えてしまいました」と書いてしまってるんで、その後の「彼女と二人暮らし」という状態へどう自然な形でつなぐかということ。喋り手がなかば正気を失っているのだということにもできるんですが、文章の上ではつじつまがあってません。一つの案を申し上げるなら、「消えた」と書かずに、「消えたと受け止められそうな別の表現」にすれば、最低限の修正で済むと思います。まあ、手練のホラー読みにとっては見え見えの手なんですけれど。

     後もう一点申し上げると、終わりがこれというのは少し通りが悪いと言うかもったいないと言うか。なぜこの年齢になってこういう結末を迎えなければならなかったのか、という気がします。むしろ行方不明か、生きてはいるんだけど常人が普通に接することができない状態になってるとかの方が、まだ自然だし、よりぞっとする話にもできるのでは、などと考えました。ちなみに、湾多が書くとしたら、もう最初からコメディでいきますが……すみません、蛇足でした。

     文章そのものははっきりホラーの文体になってます。いい書きっぷりだと思います。以上はあくまで通りすがりのモブの意見ですので、使えるところだけ参考にしてください。長文失礼しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    フラグの立て具合というか「どこまで結末を匂わすか」は毎回けっこう悩んでますね。仰る通り「本当にこれだけ」はさすがに露骨すぎたかなと思ってます。この怪談は初めて書いたものなので、今見ると他にも色々と微妙な部分があります…

    どこまで設定を練るかもそうですね。「なぜこの年齢になってこういう結末を迎えなければならなかったのか」と仰られていますが他の方のコメントでは「そこら辺が分からないのが逆に良かった」というものもありましたし、こればっかりは読む方の好みと言ってしまえばそれまでかもしれません。きちんと言及がなされてスッキリ終わる方がいいのか、もやもや謎を残したまま終わる方がいいいのかも毎回うーんとなっています。

    あとこの怪談のように幼少期の出来事を回想する展開では、あまりにも描写や設定を細かく書きすぎると「なんで小さい子供の時の記憶なのにそこまで細かく思い出せんの?」ってツッコミを受けそうでして。あえてぼかした部分もあったりします。「その後の「彼女と二人暮らし」という状態へどう自然な形でつなぐか」ですね。たしかに改めて読み返したんですが急展開すぎですかね…

    色々と参考にさせていただきます。他にも短めの怪談を投稿していますので、もし気に入っていただけたなら気が向いた際にご覧ください。
    改めてありがとうございました。

    双町

  • 怪談「白い彼女」への応援コメント

    文の間の取り方が良く、読みやすかったです。

  • 怪談「白い彼女」への応援コメント

     怖いですよ、これ。氷室氏は殺されたのか、そうだとしたら誰に?
     明らかにされないことが、怖さを増幅しています。