漆黒の巫女姫

@naadesu

短編

 

大きなビルが並ぶ大都会。

暗闇を消さんとする人工的な灯りは今日もその役割を大きく果たしている。

しかし、それでもそれは完璧と言えずどうしても闇の部分を残してしまう。


そしてその暗闇の……正確にはビルの屋上から1人の少女が外へと足を揺らしながら楽しそうに座っている。













「ふむふむ、各々の実力の割には健闘しているわね。」


 私はそう独り言を呟き、まあでもと、考えを巡らせる。


 ……本来であれば限界まで実力を発揮してもどうにもならない相手だと思うけれど、あの駄狐が上手くフォローに回ってる所以かしら?力の大部分が封じられていても流石は伝説と謳われた大妖怪ね。



そんな思考を巡らせているうちに、どうやら相手の妖怪は倒されたらしい。

 本来であれば私が倒すはずだった獲物を横取りされて気分が良くなかったのだけれど、彼らの友情以上恋愛未満の青春茶番劇を見られて、まあ楽しめたから良いかと、自然と口角を上げるのだった。………でも暫くは良いかしら?流石にもうお腹いっぱいで胸焼けしそうだわ。








 ♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎
















「はぁーー!」


 少年がその刀が大鬼オーガへと振り下ろされる。


大鬼はそれに対抗する為、右足を下げ迎撃の態勢に入った…が


「残念。そうはさせぬの」


豪奢な金色の髪に同色の狐耳と尻尾を生やした少女が炎を操り敵の動きを阻害する。


そのせいで大鬼は少年の攻撃が直撃し、


「グオォオー!!」



致命傷をおった大鬼はばたりとその巨大な体を横たわらせた。

 暫く観察をしたがぴくりとも動かない。

どうやら間違いなく倒せたようだ。


「や……やったーー!流石明日斗!流石私の明日斗だーー!」


「うわっ…と!」

 今の今まで共に戦っていた、赤髪の少女がそう叫ぶと同時に少年の胸元へと飛び込んだ。


 抱きつかれた明日斗と呼ばれた栗色髪の少年は驚きながらも慣れた様子で彼女を受け止める。

 周りもやれやれ、といった様子で、或いは命の駆け引きである戦闘が終わり日常が戻ってきたと…その安心感から微笑みが漏れる。


 と、水色髪の少女が仲間の1人である金色髪の狐耳の美女の異変に気づいた。


「玉藻様?どうかなさいましたか?」


 その言葉に「ああ…」と心あらずな美人ーー玉藻ーーはなおも一点を見つめ続けている。

 水色髪の少女の発言からやっとその異変に気づいた仲間達は玉藻の見ている方向へと視線を向けた、が。


「むーー、何も見えないけど。玉様は何が見えてるのー??」


 先程明日斗に抱きついていた赤髪の少女は額に手を当てて、遠くを見つめるように目を細めた、しかしそこには大都会とも言うべきこの都市を象徴するビルが変わりなく幾つもそびえ立っているだけ。他の仲間達も同じように不可解に表情を歪めながら同じ方向を眺めている。


 ドゴォ!


 何の前触れもなく玉藻は巨大な炎の弾を作り出すと睨みつけていた場所へとその妖術を放った。


「お、おい!玉藻さん!!そんな威力の魔術を街中に放ったらダメ….」



 明日斗が遅らせながら玉藻へと注意を促す。が、既に妖術は玉藻の手から離れ高速で目的地へと向かっていた。


 その様子にパーティーメンバーの1人は目を瞑り、1人は衝撃で固まり、1人はあわあわと隣で衝撃に固まっている少年明日斗を揺さぶっている。

 共通して言える事は誰もがビルの爆発…悲惨な未来を想像した事だろうか。



 本来ならばそうなっていただろう。それは疑いようのない事実で、その妖術はそれだけの威力を擁していた。

 しかし現実は炎の妖術はある建物の前で突然…本当に突然跡形も無く消えてしまったのである。


「…チッ!」


 その事実に呆然としていた面々だが、玉藻の舌打ちにより、現実へと引き戻される。


「玉藻さん、これは一体…」


「なに、招かれざる客…いや、客ですらないのぅ。まあなんにせよ。招待もしていない彼奴が不躾にこちらを除いていただけじゃよ。


 少し待っておれ。すぐ片付けてくるからの」


「ちょっ!…玉藻さ……言っちゃったな」


 言い終わるが先か、玉藻は元凶がいるであろう場所へとビルを足蹴にかけて行った。


「何があったんだろー…」


「分かりません。ただここでじっとしておくわけにも行きません。…ですから、明日斗さん」


 赤髪の少女は呆然と玉藻が飛んで行った方向を見つめひとりつぶやく。

 同じくその方向を見つめていた青髪の少女はその本来は独り言であろう言葉に返答をし、同時に決意を込めた瞳を明日斗へと向ける。


「……ああ、俺達も行こう」


 少年はそう言葉を返して、どこか悪い予感がしつつも少女達と共に大都会の闇の中へと消えて行ったのだった。







 ♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢








「はっ!!」


 私の存在に気付き次の瞬間にはこちらへと妖術を放ち、そのままの勢いでこちらに飛んできて、なんとあろうことが私を殴ろうとした駄狐。

 その攻撃を軽くあしらうと、この駄狐は親の仇のように私を睨みつけてきた。




 え〜、酷くない?私今回に限った話では何もしてないんだけど?ただ遠くから見てただけなんだけどー!



 という内心は決して吐露しない。言った所で聞いてくれないだろうし、何よりキャラじゃないし。


「…ふふ。まさか初対面の相手に妖術どころか顔を思いっきり殴られそうになるとは思わなかったわ。そんなに私の顔が気に入らなかったかしら?

 まあそれも仕方ないかもしれないわね?私って自分で言うのも何だけれど、絶世の美女だし。明日斗の目に映ってしまえば私に奪われてしま…とと」


 私が粋なジョークを混ぜながら調子良く喋っていたら、先程とは比べ物にならない程の炎が私へと飛んできた。


「…貴様!それ以上無駄口を叩けば滅するぞ!」


 普通はさっきので十二分に滅されるレベルだとおもうのだけれど…。それだけ、アレ明日斗には関わってほしくないのね。初心な反応しちゃって。いくら初恋でも数千歳のそれはあまり需要がないとおもうのだけれど。


 まあでも


「どっちにしても私を殺す気じゃない?傾国の駄狐様?」


 私がにこりと愛想良く笑いながら喋ると彼女は見るからに怒りを露わにした。

 …あら?これは禁句だったのかしら?


「……たわけが。あまり調子に乗るでないぞ、蛇女ラミアが!」











 ほほう…












「……ふふふ」











「何がおかしい?」











 私を蛇女ラミアとな?











「貴方の目は節穴かしら?私の下半身にはキチンと2本の足がついているわよ?」











 あの、無差別に子供を殺す?











「フン。擬態など幾らでも出来よう。

 その証拠に貴様からは蛇の匂いがぷんぷんしておるわ」











 ……これでも私は自称子供に愛し愛されるマリア聖母のような女なのに。










「……そう?違いの分からない女は本命から嫌われるわよ?クソビッチ」








「貴様!もう許さぬ!!」



 過去、散々人間の心を弄んだクセに…。今更1人の人間に何をそんなに執着しているのやら。


 しかし私のそんな思いとは裏腹にどうやらこの駄狐は我慢の限界を迎えたらしい。

 もう言葉はいらぬ!とばかりに私に火妖術を放ってきた。


 でも、何自分だけが怒っているみたいな感じになっているのかしら?私だってこれでもかなり怒り心頭なのだけれど?


 そう思いながら私はを行使する。


 《空魔術・三魔・空間断絶くうまだぜつ


「……なっ!?」


 私が印と共に祝詞を唱えると私の前に私大のサイズの切れ込みが生じる。

 そしてその切れ込みが徐々に大きくなり、炎が私に辿り着く頃には相手からは私の姿が正しく見えなくなるぐらいまでに大きくなった。

 そしてそのままの勢いで私を襲おうとしている炎を飲み込んでしまった。


 駄狐はその事実にショックを…いや、これはそっちではないわね。


「……どうして貴様妖怪が魔術を扱える!!」




 ……一つ解説を加えるなら魔術というモノは古来より妖に対抗する為に人間が編み出した陽の奇跡と呼べる力の事である。つまりその対抗される側、陰であるはずの妖怪には決して扱うことが出来ないものなのである。

 逆に陰の力は人間には使えなく、妖怪にのみ使える妖術と呼ばれる力があるのだけれど。


 つまり彼女が言いたいのは何故妖怪である私が陽の魔術を使えるのか、だけれど。彼女は

 まあ教えてあげないけれど。


 私は彼女の問いに答える代わりに私の隣に倒れているマネキンへと手を翳す。


「……なっ!?………くっ!」


 駄狐は先程と同じように驚きの声を上げる。

 その理由は簡単。私が先程手を翳したマネキンが突然カタカタと音を鳴らしながら立ち上がり、駄狐へ向けて突撃したのだから。


「……ちっ!此奴からは陰の気配を感じるの!!という事は此奴を操っている力は紛れもなく妖術か!なぜ両方の力を使える!?」


 ……マネキンが何故ここに落ちてたのかは私も知らない。

 きっと誰かが片付け忘れていたのでしょう。この事についてはあまり深く考えてはダメよ?いいわね?


 しかし、突撃していったマネキンは思いの外善戦している様。やはり死を恐れる概念のない個体の捨て身の戦法は強者を飲み込みやすいのかもしれないわね。

 でも確変は起こせても奇跡を起こす事は無理だったみたいね。……その生涯に同情は禁じ得ないわね。



「はぁはぁ…くそ!どこに行ったのじゃ!」



 同情するだけでは駄目。彼?彼女?を供養する為にはしっかりとその死を利用してあげないと。

 ……だからね?貴女のお探しの私はすぐ後ろにいますよ?私に一切気付いていない駄狐の肩に触れる。


「キサ……っ!ぐはっ!!な、何をしている!」


 触れて初めて私の位置に気付いたのだろう。振り向こうとする駄狐。しかしそれは叶わず。触れた位置から彼女の身体が干からび始めたためだ。


「質問の多い駄狐ね?私は親切ではないから全てに答えるつもりはないけれど、そうね。一つだけ。

 貴女の先程の予想通りこれは私の妖術。

 さてここでおさらいよ?妖術というのは妖そのものを表していると言っていいわ。例えば河童は水系統の妖術を使うし、貴女だって狐火というくらい有名な火の妖術を使うでしょう?

 ここで正解よ。私が使う魔術は生命よ。決して土の妖術ではないわ(※蛇女の得意妖術)。

 そう!これは絶対に蛇女ラミアでは使えない力よ?……ふふ。決して先程の発言を根に持っているわけではないの。ただ大事な事だから改めて言っただけ…….ってあら?」


 自慢げに自分の力について話していて、やけに静かな彼女へと視線を向ければ彼女はぐったりとしている。

 顔を覗き込めばどうやら意識は失っているようだった。

 まあ考えてみれば身体の半分が既に干からびているのだから残りの正常な部分は生命活動に全力を注ぐか。

しかし、どうしようかしら?

 いえ、それよりもが先かしら?













「いつまで隠れているつもり?私かくれんぼはあまり好きではないのだけれど?」


私はそう呟きながら屋上の入り口へと目線を向ける。


「…気付いていたのか」


そう呟いて現れたのは190はあるだろう40代くらいのサングラスを掛けた男。


「あれで隠せていたと思うのならお笑いモノね。それとも本当にお笑いを観せにきてくれたのかしら?それだったら残念だけれどここは会場ではないの。ごめんなさいね?」


そんなジョークを飛ばしながら思考を巡らす。

この男強いわね。……といっても人間としては、が頭に付くけれど。それに見たことがあるわ。

……どこだったかしら?


「……くく。討魔協会の副会長である俺にそんな事を言えるのは敵味方合わせても君だけだよ。殿?」


…ああ。そういえばそうだったわね。ご丁寧に説明どうも。しかしこいつ私の正体に気付いているのね。まあ別段隠してはいなかったし、それは構わないのだけれど。


「でも貴方も薄情ね?」


「おや?俺はこれでも情に厚いと自負しているんだが?」


それって自称じゃない?そんなものこれっぽっちも信用ならないわ。

しっかり自分を見つめなさいな。


「その割には現在進行形でコレ駄狐を見捨てているようだけれど?」


そう言って私は半分枯れ木のようになっている駄狐を持ち上げる。


「決して見捨てている訳ではないさ。それに俺達上層部はまだソイツを仲間だと認めたわけじゃない」


「あら?そうなの?」


まあどこの組織だって大きくなればなるほどに即座に柔軟に動き辛いというのはあるわね。


「なら処分しちゃっても良いかしら?」


別に恨み自体はから返すのもやぶさかではないのだけれど。

処分に8割気持ちが傾きかけていた時、目の前の男から先程とは正反対な答えが返ってくる。


「それは勘弁してくれ」



「あら?」


言外にどうして?と男へと問いかける。


そんな私の態度に男は少し気まずそうに答える。


「ウチの期待のホープが彼女の事を随分と気に入っていてな?ソイツをお前に処分されるとそいつのモチベーション的にも今後に響きそうなんだ。だから矛盾に感じるかもしれないがソイツを返して貰いたい」


「期待のホープねぇ。あの茶髪の少年かしら?」


「なんだ、知ってるのか?アイツもなかなかのイケメンだ。なんならこれを機に側に居座ってもいいんだぞ?」




あらあら。


「なにを戯れを。イケメンなんてただ他の存在より出会いのチャンスが多くなるだけの価値しかないでしょう?多かれ少なかれチャンスをモノにするのはその者の内面次第。顔に騙されるのなんて三流もいい所だわ」


決してイケメンに嫉妬している訳ではないのよ?


「くっくっくっ。なるほどな。その点に関しては俺も同意見だ」


何こいつ?イケメンに嫉妬しているのかしら?みっともないわね?


「ふふふ。それは良かったわ。最初に言った通りコレは別に私としてもいらないから返却するわ」


そう言って私は彼の前に駄狐を放り投げた。

しかし。


「再三で悪いが俺は受けとれない」







………は?


「ああ。すまない。説明が足りなかったな…とは言っても多くは説明できない。ただひとつ。俺にも立場があるんだ」


それで納得しろと?……まあ然程興味もないからいいか。


「……はぁ。仕方ないわね。なら今此方に向かってるのに返却すればいいのね」


「ああ。悪いが頼む………………出来れば敵対してくれるなよ?」


私は言いながら駄狐を掴むと屋上から飛び降りた。だから男が何を言っていたか最後まで聞き取る事は出来なかった…それに興味もなかったしね。





♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎



あれから、明日斗達は玉藻の向かった方向へと必死で向かっていた。

途中何度も玉藻自慢の妖術からなる火の手が上がっていたのはそこで戦闘が行われていたからなのは間違いない。




ーーー玉藻は強い。


それはここにいる仲間の少女達を含めた全員の共通認識であったが、少年の中には言いようのない不安がずっと燻っていた。



(頼む!どうか無事でいてくれ!)


明日斗がそう心の中で強く願っていた時、ふと目の前の闇がブレた。


その異変に明日斗と共に来ていた2人の少女は足を止める。


「……な、なに。なんなのあれ………ヒッ!?」


赤髪の少女は普段の陽気な性格を潜めさせ若干怯えたように呟く。

しかし彼女の言葉は、その目の前の光景を見て最後、小さな悲鳴へと変わる。


先程までは確かに何も存在していなかった空間に漆黒の巫女服を纏ったこの世の者とは思えない程の美女が突如現れたのである。


その巫女服と同色の腰まで伸びている艶やかな濡羽色の髪。そしてどこまでも底の見えない闇そのもののような瞳が彼らを貫いた。


明日斗達は動く事が出来ない。例え目の前の美女が自分達の大切な仲間をぞんざいに手にぶら下げていようとも。


しかし、暫く見つめ合った末。

やっと明日斗は口を開く事ができた。


「……その人は俺達にとって大切な人なんだ。だから…」



ドサッ


彼が次の言葉を口にしようと震える唇に再度力を込めた時。

彼女はその表情をニコリと動かし、持っていたそのままに「はい」と、ぞんざいに彼らへと狐の少女を投げたのだった。


「「「玉藻(様)」」」


そこでようやく明日斗達は金縛りから解放され、急いで玉藻の元に駆け寄った。


彼女は身体半分が枯れ木のようになっているが、確かに息をしていた……その事に悲しみと、しかし確かな安堵をおぼえながら再び顔を漆黒の少女へと向ける。


少女は不思議そうに首をかしげながら


「あら?感動の再会よ?もっと喜び感動しても良いのに…。

片方が意識がないからそれ程でもないのかしら?」


「……こんな事をしておいて!貴女はなんて非道な!!」


青髪の少女は涙を零しながら鬼気迫る表情で目の前の黒髪の少女を断罪する。


黒髪の少女は


「酷いわ。私は自分の命の危機が迫ったから対処しただけなのに…。そうそう。私は知っているわ!これを人間達はこういうのよね?『正当防衛』って」


少女はどこか得意げに返答する。

それに今度は赤髪の少女が噛み付いた。


「あなたのそれは正当防衛じゃない!過剰防衛っていうんだよ!」


これに対して黒髪の少女はどこか思案顔で


「私は最初から殺意込みの攻撃を受けてきたのだけれど?

それを半殺しで済ませているのだから、間違いなく正当防衛だとおもうのだけれど?」


その言葉に少女達は未だ憎らしげに視線を投げているが、ついぞ黙ってしまう。

それに満足したのか黒髪の少女は笑顔を浮かべながら告げる。


「それ程大切な仲間なら死地に行こうとするのは何がなんでも止めなくてはダメよ?

今回は私の慈悲で助かるけれど次もそうとは限らないのだから」


少女はそう言って明日斗達に背を向ける。

そんな少女に明日斗は声を上げる。


「君は……敵、なのか?」


少女はくすりと微笑み人差し指をその口元に持っていきながら答える。


「それは貴方達次第ね?」


そう告げると今度こそ彼女は振り返らずその場から消え去るのだった。





















ーーーこれが生命を司る少女と英雄となるであろう少年達の最初の邂逅。

この先どうなるかは、また別の物語で。

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