異世界帰りの勇者さんは女体化して暮らすそうですよ!?
ハーペキで究極の暇人
プロローグ
~とある異世界~
「魔王討伐完了だー!!」
ボクこと高橋奏太は魔王討伐をしていた。
なぜそんなことにだって?
それはこっちの世界での約15年前に遡る
~15年前~
「奏太〜いっしょに帰ろうぜ〜」
こいつは佐藤亮。マイペースで変態なやつだ。
「え?嫌だけど」
「そんなつれないこと言うなよ〜GL本でも買ってやるからさ〜」
「そんなのいらないよ」
「ッチェ、、、他誰かいるかな?」
こんな会話があったが、ボクは1人で帰った。
ちなみに通ってる高校は私立高橋学園。
お察しの通りボクの父、高橋恭平が理事長をしている学園だ。
だが、だからと言って良いことはほぼない。
というか良いことが無い。
他の高校生といっしょで受験は普通にしたし、ちゃんと合格もした。
おっと話が逸れてしまったな。
家に帰ると、謎のボタンがボクの部屋に置いてあった。
そして置き手紙で『押しといて』と書かれていた。そして、また父の研究かと思い、そのまま放置した。
そして時は流れ、翌日の朝になった。
寝ぼけていたボクはついそのボタンを押してしまった。
そして足元に魔法陣らしきものが現れ、
謎の白い空間に来てしまった。
そこで女神と会い、『これから異世界へ行ってもらう』と言われ、説明を受けた。
なんでも、魔王が世界を手中に収めて他の無数にある世界を制服しようとしているそうで、
その魔王を討伐するように言われてしまった。
そして、異世界に転移して、
いざステータスを確認したら、
[高橋奏太] 16歳
職業 勇者
•称号 異世界に召喚されしもの 神の御使い
•スキル
光魔法 聖魔法 火魔法 水魔法 土魔法 風魔法
アイテムボックス 魔法創造
LV 1
MP 1000
となっていた。
(あれ?チートでは?)と思っていたが、
そんなに甘くなかった。
一般人でもMPは700あるという異常とも言える世界だった。
そんなこんなで14年ほど修行と四天王討伐を
行い、万全の状態で行っても魔王城はとてつもなく迷いやすく、魔王に辿り着いて倒すころには15年目になっていた。
そして魔王討伐を終え、感傷に浸っていると、
白い空間へと転移した。
「お疲れ様です〜」と言いながら女神は現れた。
「いやはや15年もかかるとは思っていなかったですよ」
「まああの魔王は賢かったですからね〜
だからこそ、あなたがいた世界の時は止めて、
あなたの歳も進まなくして転移させたんですから。いい経験ができたと思いませんか?」
「ええ。一生体験したくない経験をしましたよ」
「まあまあ、その代わり今のステータスは引き継がせますから。」
「いらないんだけどなぁ」
「おっとそろそろ時間ですね。あと、本来の姿に戻しておいたので、満喫してくださいね。」
「え?ちょ、それってどういう、、」
そしてボクは自分の部屋に転移した。
だが、この時はまだ知らなかった。
これからもっと大変なことになる事を。
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