第1021話 約束と敵襲?
「……あー、何となくわかった」
「お?何でも屋のエクス君。解説求む」
「……拒否だ。めんどい」
「ワシにも教えて欲しいのう。それともインドのSSランクの秘密、と言うやつかの?」
「……」
えぇ、無言?と思ったけど顔みたらすげー嫌そうなやつ。
あ、これはマジのやつだな。
後さすがに俺も気づいたからね。
雲母丸はエクスの知り合いの深淵の主に渡してある。
十中八九、その主の話だろう。
確か神格クラスの強さを持っているんだっけ?
しかもドイツと繋がりがある。
「友人が、オーガを説得しているから、数日、お世話になる。友人、強い。けど、ヘルプ欲する」
「……それはそう。だがあのバカは何しでかすか分からんぞ?ヘルプを欲してる時点でお察しだが」
「ほう?その『友人』とやらはエクスも知っとるのかのう?教えて欲しいのう」
「……一度深淵であったことがある。詳しくは配信外で話す」
「ほー!流石SSランク!もう深淵経験済みとな!それは知らなかったぞ!(まーた亜人か……どこの種族じゃ?)」
「(……深くは言えない。後で話そう)」
……深淵というか亜神ですし。
というか、変なところで繋がりましたねー。
とりあえずその『友人』がオーガをどうにかするまではここにいるということで。
葛葉さんからギルドにも連絡しておくので救援物資が来るらしい。
最初は無償で渡す予定だったけど、流石に申し訳ないとの事で交換として、イサマさん達からは深淵の素材が渡されるらしい。
イサマさん達、コボルトと言うよりは上位種に進化しているからモンスターなんて屁でもないらしい。
……前金的な感じで渡されたのがブラックドラゴンの素材一式だもんね。
「これ、装備に便利。だが、我らとしては、少し重い」
「……ブラックドラゴンはSランクが数人がかりで討伐するモンスターなんだが。流石は深淵住み、と言ったところか。インドとして買い取りたいぐらいだ」
「ドラゴンの素材はいくらあってもいいからのう!日本はドラゴン系モンスターが湧きにくいんじゃ。助かるのう」
「へー。そういえばあんまり見た事ないようなあるような?」
「……お前さんの記憶力は信用ならんからな」
「……うんうん」
……うるさい。
とりあえず今回はこれで終わりですかねー。
いやー、戦闘が少なくて助かったよー。
:終わりか?
:思ったより早くて草
:バトル期待したんだけどなー
:おっさん!美食歓楽街でワイバーン1頭丸焼きにしようぜ!〈5000円〉
:下層までRTA求む〈10000円〉
:おっさん最強!おっさん最強!〈50000円〉
:ダンジョンの上層で話題が出てるぞ?
:お疲れおっさん
「ほれ、コメ欄が下層まで行けって言っとるぞ」
「「……えぇ」」
「……田島殿は分かるがエクス殿も同じリアクションかえ。似たもの同士じゃのう」
「……心外だな。そもそもあーさんと俺を比較するのは……む?」
エクスが何かを感じたのか険しい顔になる。
それと同時に周りにいたコボルト達がにわかに騒ぎ出す。
皆、武器を持ったり隠れたり……
な、何が始まるんです?!
:お?なんか騒がしくなった?
:戦闘キタ━(゚∀゚)━!〈5000円〉
:何が始まるんです?
:←第三次世界大戦だ
:素材よろ○シヴちゃんだぞ☆
:テンプレ乙。それよりもおっさん達無理するなよ?!〈500円〉
:確か上層にマンティコア出たんだっけ?
:今中層?マンティコアの群れか?
:葛葉様も気をつけて!〈1000円〉
:何コメントしてるのおバカCEO!○ヴィマーナ公式
:なんか公式が来てた
「グルルル……この気配!強き者、気をつけろ」
「い、イサマさん?!気をつけろって……」
「……葛葉さんも気をつけてください。何か、来ます」
「分かっとる……こりゃ、何者じゃ?」
葛葉さんも感じてたんですか……
なんか不味そうだから俺も臨戦態勢を取りますか。
……まぁ、グーパンの構えなんですけど。
さぁ、何が来るんだ……?
「グラララララ!ここにいたのか!まだ下にいるならリミッター解除しようかと思っていたぞ!……戦おうや、犬っころ!!!」
―――――――――
閲覧ありがとうございます!
さぁ、人が増えてきた!
ちゃんと書けるかなー……
星、ハート、コメントよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます