第592話いざゆかん!学園祭!

「来たぞー!学園祭!」

「うぉー!食べるぞー!」

「おっにくー!」

「ごはーん」

「……なんというか本当に似た者夫婦だよねあーさん達って」

「にゃにゃーん」


……いいじゃないか、似た者夫婦で。

昨日から引き続き学園祭へ向かう車内です。

あの後、福崎さんから雲母丸について懇切丁寧に聞かれました。

……学生時代の遺物だから許して貰えました。

朝まで正座コースじゃなくて良かった……

後で所有権とかについて熊本県とギルド、大学を含めて会議があるらしいです。

……これ、俺が持つことになるのかなー。

……メインで作ったのデウス・エクス・マキナなんだけど。

……インドから召喚しようかな。


まぁ、それは後で考えるとして、ちょっと後輩への差入れとか買ってから向かったから昼前になったけどまぁすごい人!

上熊本駅からシャトルバスがガンガン出てるし、待ちきれない人が歩いて向かうから道沿いに人が溢れてる。

ここまでの人って有名人のライブの時ぐらいだよ……

いやはや、凄いねー。

これが影響力ってやつですか……


「いやー、崩城まで来るのにも時間がかかったけど、ここの駐車場もほぼ埋まってるかー」

「ひぇー、ここ第2駐車場だよね?たしかすっごい広かったやつ」

「そそ。前は航空魔法学科の実験棟と格納庫があったところだねー。確か熊本空港に移転したんだっけ?800台ぐらい余裕で入るって思ってたんだけど」


第2駐車場って言ったら大型車用の駐車場ってイメージだったのに入るとみっちり詰まってます。

奥の歩行者用出入口は行列が見える。

こりゃ車じゃなくてバスで来ればよかったかな?

周辺には空いている場所はなさそうだしもう少し奥に停めますかねー。




車を停めたら歩いて裏門へ。

さっき見た時はすごい行列だったけど着いた時には人がいなかった。

……なんかあった?

モンスターに襲われたとかじゃないよね?

そんな心配をしていたらポッポーと汽笛の音が。

あ、そういえばもう昼か。

朝一で出たけど渋滞でえらい時間かかったもんなー。

雲母丸、昼からは上熊本からこっち側に変更するんだったね。


「わーぉ、なんかすごい魔力が走ってるけど、アレあーさんが関わってる?」

「ん?あー雲母丸か。そういえば昼からこっちの人を運搬するって予定だったわ」

「そそ。あらたが手を加えたゴーレムだよ!今回は人の輸送をお願いしてるってさ」

「へー……人ならざるもののの魔力も感じるんだけど、誰が関わってるの?」

「【爆装鋼帝】」

「……あぁ。だからあの見た目」


なんだよ、その冷たい目は!

スチームパンク最高だろ?!

力強い見た目最高じゃんよー?






『灯せ安全青信号!定刻通りに只今到着!』

「よ、雲母丸。お疲れさん。……何そのセリフ」

『……いや、マスターが登録してるから。自動音声だから私に拒否権はないですし?気になるなら解除して欲しいですが?』


……音声プログラムは専攻してないので弄るのは無理です。


「わぁー【爆装鋼帝】らしいー。多分アニメのセリフだよね?」

「あ、私も見たよー。部室でみんなで見てたもんねー」

「SLだ!かっこいい!」

「ポッポー」

「にゃにゃーん(すごいですにゃー!)」


子どもたちに人気ならよし!




――――――――――

閲覧ありがとうございます!


マイトガイン面白いですよねー


星、ハート、コメントよろしくお願いします!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る