第343話 イギリスから絡まれました!
「てことで、イギリスの諜報部の人から絡まれました」
「またなんて爆弾を……ご家族にお怪我とかありませんでした?」
はい、お久しぶりの熊本ギルド本部の応接室です。
向かいに座るのは長嶺さん。
目の前にはスパイが欲しがっていたエンペラーリッチからもぎ取った赤い石がある。
一応外国のスパイが絡んできたからね、報告はしないといけないよねー。
……面倒くさいって言ったらミミから全力で頭殴られたよ。
上級ポーション使わなきゃやばかった……
「特に怪我なく、お帰りいただきましたよ。色々無事では無いですが」
「……何をされたかは聞かなかったことにしましょう。それにしても、この石が目的とは。田島さん、心当たりはありますか?」
「いえ、まったく。そもそもモンスターの素材とか最近まで持って帰れなかったので興味がなくてですね……」
「そういえばそうでしたね……」
基本肉以外の素材は捨てて、ただ単に潜り続けてたからねー。
トミーとか知り合いがもったいないって持っててくれたらあるようなもんだからねー。
エンペラーリッチはこの前のを含めても2回目だったし、こんな赤い石落としたのも初めてだったから情報が全くないのです。
「日本ギルドのデータベースにも情報がなく、全く不明ですな。諜報員の言葉を信用するなら余程レアな素材なのでしょうけど」
「死神の力とか言ってましたもんね……深層の情報なんて最近分かり始めてきたからですね……」
クリーチャーズさん達Sランク以上の探索者がやっとこさ到達して絶賛探索中だもんね。
深層に詳しいやつに聞けばわかるかもしれないけど……
「あ、そうだ。その手があった」
「お?何か思いつきました?」
「今からテレビ会議繋いでもいいですか?深層の情報は深層に住んでるやつに聞けば分かる気がします!」
こういう時のタブレットですよ!
海外通話になって後で高額請求されそうだけど出来るなら試してみたいよね!
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閲覧ありがとうございます!
報連相は大丈夫
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