第334話 宿に行こう

飯も終わり、配信を終了してみんなで地上に戻る。


「今日は飯ご馳走になりました!感謝感謝っす!」

「カツオ、美味しかった。次は自分でとる」

「「「「ありがとうございました!!!!」」」」

「いいってことよ!ブハハハ」

「……何でゴン太が威張ってるんだよ」

「……ゴン太だもんなぁ。仕方なし」


ゴン太はゴン太だもんな。

受付で換金出来るものを出して帰る。

今日はバーベキューの食材集めなので殆ど渡すものは無い。

余った空気草と飛沫扇貝の粘液だね。

それでも10万円になったから良しとしよう。

宿代の足しにはなるでしょ。

さて、家族が待つ旅館に向かおう。





「今日はおつかれー。配信見てたよー」

「おーゆり、出迎えありがとう。ちりちゃん、りゅうくんは?」

「夕飯前にみんなと遊んでるよ。保部さんちの子達はお兄さん、お姉さんが多いから面倒見てくれるのよ」


旅館についてそのまま部屋に通された。

この旅館、部屋数が5部屋しかないこじんまりとした建物の為今日は貸切の状態だ。

総勢24名、半分が保部の家族ってだけですげーな……

夕飯はまだ先なので温泉に入って汗を流す。

保部とゴン太の3人で大浴場に入ったけど、ゴン太がデカすぎてお湯が半分出ていったよ……

ここの泉質は炭酸水素塩泉でお肌にいいらしい。

女性陣はもう2回入ってるそう。

元気なのか、そこまで疲れが溜まってたのか……

後で肩揉んであげないとね。


「ちりちゃん、まだねむくなーい」

「そうは言ってももう9時だよー。子どもはよく寝てよく食べなきゃ大きくなれないよー」

「ほら、りゅうくんを見てみー。もうぐっすり寝てるよ」

「りゅうくんは小さいからいいの!ちりちゃんはもう小学生なの!」


はいはい……わがまま言わないの。

部屋の窓にある椅子に座って睨みつけてくるちりちゃんを引き剥がして布団の中へ。

この場所、お気に入りらしい。

旅館の窓際の席ってなんか落ち着くよねー。

俺もわかる、わかるけど寝ようねー。


「……何だかんだ言ってすぐ寝るな」

「ほんと、誰に似たんだか」

「多分ゆりだ……さて、どうしたもんか」

「あれ?あらた、どこかいくの?」

「いや、多分大丈夫でしょ。俺はちょっと起きておくだけさー」


多分あいつらがやってるから



――――――――――

閲覧ありがとうございます!


次回、初めての出来事!


そういえば特に書いてなかったやつです。




星、ハート、コメントよろしくお願いします!

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