第187話 ティム君、配信に参加する
「旦那ー、大丈夫ですかー?」
倉庫を漁ってると外から呼び声が。
この声はランファのところにいるティム君かな?
……そういえば性別確認してなかったな。
とりあえず君でいいか、うん。
「おー、ティム君。元気にしてるよー。中に入ってきていいよ」
「お邪魔しますよ!旦那、ご無沙汰してます」
タンタンタンと足音がすると倉庫の中にティム君が入ってきた。
この前のフードは被ってない。
サティロスはヒトの身体にヤギの足を持つ種族。
角が生えてるときもあるらしいけどティム君は生えてない。
:亜人キター〈5000円〉
:足が蹄っぽい!
:見た目だけならサティロス?
:まーた知り合いかよ!
「さっきは親方がお世話になりました。薬の素材まで集めてもらって」
「いいよいいよ。とりあえずもう年なんだから無理な飲み方はさせないように言っといて」
「……旦那、言って聞くなら苦労はしないですよ」
……あ、ティム君が遠くを見てる。
いつも苦労してるんやな。
「あれ?何か文字が動いてますね。これなんですか?」
「あー。今配信してるんだよ。リスナーっていう配信を見てる人のコメントが流れてるんだ」
「なるほど!面白いですねー、わー僕の名前が赤色で出てきましたよ、旦那!」
ティム君宛に赤スパ飛ばしてくるリスナーがいたみたいだ。
スパチャが赤い赤い。
俺のコメントのスパチャよりも多いなー。
:ティム君の自己紹介希望〈50000円〉
:ティム君ハスハス〈50000円〉
:ケモナー歓喜〈25000円〉
:俺、絶対深層に行くわ〈10000円〉
:旦那呼び、尊い〈5000円〉
:女子は!女子はいないんですか!〈5000円〉
……うん、リスナーの性癖は見なかったことにしよう。
とりあえずティム君をコメントから離しておく。
「あ、そうだ。今カレー作ろうとしてるんだけどティム君食べる?ランファもつれていきたいところだけど」
「カレーですか!いいですねー。この前インドに行ったときに食べましたけどニホンって独自の味らしいですね!親方が言ってました」
「そうそう。日本のカレーは食べやすくしてあるからインドとは違うよ。あとライスで食べることがほとんどだしね」
「気になります!是非一緒に行かせてください!旦那!」
ティム君の目が輝いてるね。
これは力をいれてカレーを作らねば。
そうそう失敗はしないと思うけど念には念をいれて準備しよう。
――――――――――
閲覧ありがとうございます!
というわけで土日も2話公開にしてみました。
……通知が平日以上に来なくてビビっております。
……不安(´・ω・`)
土日は時間帯ずらして公開した方がいいですかね?
おすすめの時間とかあれば教えてください!
星、ハート、コメントよろしくお願いします!
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