最初の選択

A コンビニの軒下で、雨が止むのを待つ

 家までは、あと十分ほどかかるし、傘を買うお金は無い。

 少し、待ってみよう。

 このくらいの雨なら、すぐに止むだろう。

 風が無いから、吹き込んでは来ないし、っと――。

 私はかばんから、読みかけだった文庫本ぶんこぼんを取り出し、お気に入りの、さくらがらの和紙のしおりを挟んでいたページを開く。

 今、読んでいるのは――




 A―1 純粋すぎる愛の物語


 A―2 文庫本に見せかけた盗聴受信機


 A―3 BL小説



 エピソード選択画面に戻り、選んだ選択肢のエピソードをお読みください。

 もちろん、そのまま通して読み進めていただいても構いません。

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