第8話 生産拠点整備計画

 やっと連続した戦争が落ちつき、ほっとした私だが、戦争が終わったら終わったらで国の運営にかかわる方針の設定作業がある。

 今回、我々が併合を行った地域では、戦争に駆り出された人員が戻らなかったため、かなり深刻な人手不足に陥っている。

 物資生産の部分は設備の設置や、アンドロイドの配置などでどうにかなるが、持続可能な社会システムを維持するには、適正な人口バランスを維持する必要がある。

 戦争で男性がことごとく駆り出された結果、旧南華条約機構諸国の領域では深刻な人口減少に悩まされることが予想された。

 かといって安易な移民は将来の諍いの元になる。

 苦肉の策に、男性型バイオノイドというか人造人間ともいえばいいかを製造して、現地の遺伝子調整をはかることになった。

 私個人としては非常に抵抗感のある対応だったが、ほかの幹部会議のメンバーは拒否感もなく受け入れていた。

 バイオノイドの生産数や生殖可能数は調整できる。しかし表向きには別の星系からの移民をという形をとることになった。

 バイオノイドたちはAIがインストールされており、行動の適性に問題はない。

 ただ生命倫理的にいいのかといわれると、素直にうなずけないのである。

 現地では移民局による母子家庭への再婚マッチング事業が国家規模で行われ始めた。


 人口減少で、産業の働き手を維持できない問題はこれでとりあえずは解決するだろう。


 次に私が手を出した方針は、生産拠点の大規模整備計画である。

 現状では防衛を行うには十分な戦力は維持できている。だが、最悪を想定しないといけない。場合によっては周りすべての国と戦争になる可能性もないわけではない。

 題して三カ年増産計画だ。

 以前より整備を行てきてたダイソン球型の要塞に加えて、移動可能な生産設備と防衛設備とコロニー機能の三つに絞った大規模生産要塞を新たに建造する計画だ。

 予定では1000万kmの直径をもつ球形コロニー要塞を五百二十五機製造する計画だ。

 現状、居住コロニーを生産するだけの意味はない。そこまで人口は増えていないからだ。そのため【ルエル】への移民計画も無期限で凍結されたままだ。

 しかし、一方で、軍事的には生産設備はいくらあっても足りない。銀河の五分の一を領有しているから当然ではあるが、国境線がながく、守るだけはできても相手の拠点制圧には戦力が足りないのだ。

 国が大きくなって影響力は行使しやすくなったが、国家的コストは増大したということだ。

 要塞を建造するにあたり移動を可能する点にこだわったのは、宇宙での戦争は、戦場設定が難しいことにある。

 広い為、偶発的衝突の可能性高く、また国境線である宙域全体を守護するというのは現実的ではない。もしかしたら将来そういうことが可能になる技術が生まれるかもしれないが、現状では無理だ。

 戦力を必要な個所へ適宜派遣するというやり方になる。

 そうなってくると補給拠点が必要んになってもすぐに確保できない状況が生まれる。それを補うのにペルセウス級があるが、それでも広い宇宙の需要を賄うのに十分とは言い難い。

 そのため必要な場所へ補給拠点ごと移動できる必要がある。特にペルセウス級を補修や建造できる設備のあるコロニーあるいは要塞の重要性はいやというほど前回の戦争で実感した。

 ペルセウス級を現状大規模修理できるのはダイソン球型要塞と【ルエル】だけだ。だが戦場から遠ければ、ペルセウス級を長距離牽引する必要が出てくる。

 そこで移動型の超超大型要塞の建造を決断したわけだ。

 防衛施設に重点をおき、攻撃設備を充実させなかった理由は大きすぎて、もし主砲などを整備しても使う場面がほぼないからだ。

 ペルセウスⅢ級の5km口径荷電粒子砲でも射程距離が長過ぎる問題ががある。砲撃は野放図に行なっていいものではない。背後にある星や小惑星などへの影響を考慮して撃たなくてはならない。しかし、1000万km級に相応しい主砲となると一機だけにするにしても100km口径になる。そんな大口径をどこでぶっ放す場面が訪れるというのだ。そんなものをうてば銀河系の重力バランスにすら影響を与えかねない。

 大口径砲はSFファンにとってはロマンだが、だからといって作っていいものではないだろう。正直ゲーム時代に仲間がつくった5km口径砲ですら、持て余している。

 ただ、対小惑星突入戦術対策には連射性能とタレットの数を増やす必要が指摘されているので、ペルセウスⅢの後継艦についてはタレットの数を増やすことを検討している。


 それと100km級の標準戦艦や50km級の標準巡洋艦、20kmの標準駆逐艦、それ以下大きさの小型宇宙艦についても新たに更新することが決まった。

 こちらの銀河の感覚でいえば1km級で超弩級戦艦扱いだ。標準サイズの戦艦では平均して750m級だ。

 小さいと防御能力や機動性についてはいろいろ問題がある。大きければいいものではないが、長距離航行をそれほど想定していないきらいがる。複数の補給艦が艦隊と本国との兵站線をつくることありきの艦船ばかりで、単独無補給航行を想定されていない気がする。

 そこまで小さいと居住性は最悪だし、補給地や停泊地で半舷休息を数日とることが前提だろう。

 つまり継戦能力が低い。

 それに比べてわが軍の艦船は基本的に単独航行が可能な艦種ばかりだ。例外が艦載機だが、それでもこちらの一般的な100m級の駆逐艦より性能は高い。

 攻撃力についてはレーザー砲を基本的に用いており、その出力で押しきるタイプの戦闘艦が多い。

 AIが載せられているタイプのミサイルを発射する駆逐艦もある。レーザーで非臨界核融合爆発を発生させる類のレーザー核融合ミサイルというやつだ。

 だからこちらの船でも我々の艦船に被害は出る。

 それでも艦船の砲撃やミサイルなどではペルセウス級らのコロニー艦にはダメージが与えられない。

 だから小惑星をぶつけるという質量攻撃をしかけてきたといえる。

 現在、研究中のシールドシステムで前回ぶつけられた100km級の小惑星を防ぐことができるシールドは完成した。

 研究所のAI達が悪乗りしたらしく、ペルセウス級でも5000kmの質量攻撃に耐えれるシールドをつくってしまった。

 なんとなく嫌な予感はしていた。

 【ルナミル】時代にクラフト関係を扱っていた責任者はキールという友人だったが、こいつは複数のAIを管理して、研究を進めるという荒業を行っていた。

 キール自体は性能と見た目の両立にこだわる人物だったが、AI達は性能優先という設定を与えられていた。

 そのためこちらに若返り転移させられたあと、クーレリアに紹介されたが、どいつもこいつも一癖二癖はありそうな性格していた。キールはファンタジー好きだったのでドワーフっぽい味付けをしたかったらしい。

 まあ、細かいことにこだわるAI達の集団がこの【ルエル】の技術を支えているとでも思ってもらえればいいだろう。

 ロマン砲を考えたがるのは別の友人だったが、キールによくダメだしされていたのを覚えている。

 ゲームのときはざっくりと荷電粒子砲においては、口径の二乗×射程でエネルギー消費量と拡散範囲が決定されていた。射程が長くなるとそれだけエネルギー拡散範囲が狭くなる。ただそのためには拡散度という別の指数があってこれを下げないと射程が伸びない。

 拡散度×消費エネルギー量で拡散範囲が決まるわけだ。この指数の相互間関係は素材とその使い方によって決定づけられていた。

 それでロマン砲狂いの友人であるラグナはとにかく消費エネルギーを高くするという悪い癖があった。

 当人曰く秘密兵器の砲はエネルギー充填時間があってこそだとかぬかしていた。現実にそんな砲を用いても使う場面がないのがゲームでも現実だった。

 ラグナの設計したロマン砲では・・・乱戦がはじまるまえにぶっ放すという使い方しかできない。接近されれば誘爆があるので下手に使えない欠陥兵器だった。

 その結果、キールとそのAI達に散々ダメ出しをされて、現実的な兵器に仕様が変更に変更を加えた結果、出来上がったのがペルセウス級Ⅱにのせた5km口径砲だったわけだ。

 今回その砲を連射速度をあげる研究もおこなわれていた。

 いままでの電磁コイル加速型だとどうしても熱の砲身への伝導を防げない。後半部分の速度がでている部分では相互作用の低下で断熱圧縮の精度が高まり伝導をふせげてはいるが、加速開始の時点ではプラズマからの伝導を完全には防げていなかった。そのため連射をすると加速部分の根元の部分でコイルが熔解するという問題があった。

 これに関して、キールのAIのひとりがそれなら重力場制御装置をつかえばいいと意外なひらめきを見せた。ゲーム時代ではありえないAIの反応だった。

 それで現在射程を調整できる新型5km口径荷電粒子砲が制作されている。

 クラフトAI達の要望からKL01と名付けられた。キールのやつ愛されてるなと思った。

 この重力加速型要塞砲が完成すれば、順次要塞砲を切り替えていく予定だ。



 戦争が終わったことで、私がよかったのは家族との団欒の時間をとることできるようになったことだ。

 いままでも一日三十分ほどだけ幸雄と愛奈の相手をする時間はあったが、それが三時間に延ばすことができた。

 常々思うが、為政者ってやつはマジメにやるとトコトンブラックな職場になる。

 責任がある以上、気を抜く時間はそれほど取れないわけだ。

 ラパームはその父親が離宮に会いに来てくれなかったと言っていたが、実質王宮外への外出をする余裕がなかったことは想像に難くない。

 それなら皇宮の後宮か東宮においておけばよかっただろう。しかし、帝国では東宮は皇太子一家の宮で、それ以外の未成年の皇子、皇女は後宮暮らしだったらしい。

 ラパームが離宮に送られたのは確実にいじめの危険性があったのだろう。場合によっては暗殺もあり得る。それゆえに王宮から出すのがせめてもも愛情の示し方だったことをおぼろげながら理解した。

 だがうちの幹部クルーの生活空間は仕事場とそう離れていなかったため、団欒をとることができた。

 公人だからとプライベートをなくすやり方は正直私には無理だ。


 ところで今我が子たちは、AIにより音感教育を受けている。電子ピアノを与えられ、音感を鍛えるため一生懸命だ。

 最初、グランドピアノを送ろうとAI達はしていて、おいおい子供の教育にいきなりそれはと私が止めた。

 将来、ピアノの練習を続けるなら、与えようということで一応話はまとまった。

 子供たちの呼びかただが、先生役のAI達は幸雄君、愛奈ちゃんよびだ。

 皇帝の息子だから殿下よびすべきだという意見もあったが、私は帝政を続ける予定がはなからなかったので一般と同じ呼び方にした。

 わたしの呼び方も国号を変えてから陛下よびから閣下呼びに変わった。



 その日の会議ではいれかえで引退したペルセウス級の扱いについての話し合いだった。

 旧帝国宇宙軍からは是非譲ってほしいと矢のような催促だが、私としては正直旧帝国宇宙軍が信用できない。

 現在我が国の軍事組織は、一番上にAI達が運用する【ルエル】直営艦隊がありそのしたに旧帝国宇宙軍と旧バールデン国軍、各領地貴族軍の三つがある形になっている。

 私的には、旧帝国宇宙軍や旧バールデン共和国軍の新規採用を打ち切り、徐々に縮小し、直営艦隊が直接各地の直轄地軍を指揮する形にしたいと考えていた。

 AIがほとんどの指揮を執る中で、人間が責任者をする軍が存在すると組織同士の対立点にしかならない。

 しかし、解雇すると軍が傭兵になったり宙賊になりその増加につながることが安易に予想できたので、現状では将校をAIにいれかえつつ、旧帝国宇宙軍を解体している最中だ。

「今の段階で軍制を統一する必要性はないと思います。したがってペルセウス級の払下げには反対します。」

 レリアがはっきりと言った。

 ハインツは難しい顔をした。

「たださぁ、前回の戦争の時おもいっきり僕が借りてつかってたよね。特別扱いだのなんだの言われるの勘弁願いたいところなんだけど・・・・・。」

 ハインツの言いたいこともわかる。しかし、あの状況ではペルセウス級八番艦イカルスをハインツに貸す以外、勝利を得る可能性は低かった。

「ハインツはここの幹部クルーですから、法的に問題はないで押しきればよろしいかと思います。」

 レリアはあっさりきってすてた。

 ハインツにも貴族としての付き合いがある以上、ここで譲歩を得たいという思惑があったのだろう。

「留守を任せてた息子がうるさいんだよなぁ。しかたないかぁ。」

「特別扱いを問題視されるようなら・・ハインダール領の運営をこちらに移すのも手です。」

「実質半分はこっちにうつってるしね。ただハインダールの名前を残すべきかがね。」

 レリアは少し考えた様子だったが、付け加えた。

「後継者の息子さんの一家をこちらに移住させればよろしいかと思います。問題なのは外部と息子さんの接触です。ほかの家族についても移住を認めるというほうこうなら問題を最小化できると思います。」

「・・・・・考えてみるよ。また迷惑をかけたくはないからね。はぁ・・・説得に応じてくれればいいけど・・。」

 ハインツはハインツで家族との関係で悩んでいる様子だった。

「・・・・まあよほど問題があるようなら、ハインツの席をハインダール子爵という地位にするという折衷案もあります。のちのち既得権益化するのであまりお勧めはできませんが・・。」

「いや、さすがにそれはダメだ。為政者としては飲めないよ。」

 ハインツの言葉にレリアは頷いた。



 その日ハインツは久方ぶりに自領に改装型ペルセウス級イカリアに乗ってもどっていった。

 わざわざ移動要塞コロニーを出す必用はなかったが、ハインツの護衛の側面が高い。

 なにかあっても力づくで解決はできる。


 それから二日後、ハインツは家族を引き連れて【ルエル】にやってきた。

 ハインツの妻のダリア、長男のフランシス、その嫁のアリータ、孫のパウンド。それに長女のキャロライン、次男のフレデリック、次男の嫁のリリー、その娘のウェルミアの7人。それに加えて執事一家のテンセル達、他使用人とその家族だ。

 総勢45名ほどになった。

 あらかじめ決めていたように幹部クルー区画の居住区には長男フランシスの一家と妻のダリアのみ入居させ、ほかは第三区画の居住区に住んでもらうこととなった。

 長男にはテクノラート部門においてここでの統治方法をまず学んでもらうこととなった。

 次男についてもテクノラート部門で同じように見習いをしてもらことになった。

 おなじ部署に兄弟二人いれて大丈夫かとハインツに聞くと、兄弟仲はわるくないから大丈夫らしい。

 将来的は長男は幹部クルーにハインツと交代ではいってもらう予定ではいる。だがハインツ曰く、息子は幹部にするのは状況を見てからにしたほうがいいと言っていた。

「私が好き勝手やってたぶん・・・あいつは頭が固いんだよ。貴族主義というか・・・・。さすがに君たちを見下すような思考はしてないけど・・制度的なものについては貴族優先でかんがえるきらいがある。」

 ハインツとしても旧来の貴族がなくなるということは考えていたようで、息子たちの事をとても心配していた。

「執事を息子と離すのは貴族的な考え方の矯正のためだね。家事を自分でやらせてみたいのさ。」



 数日が過ぎた。幸いなことにハインツの家族は状況に徐々に適応していってるようだった。

 息子二人につけた指導用アンドロイドからは一生賢明仕事を覚えようとしていると報告が来ていた。




 ここ最近、ヘンリック連邦の偵察機がやたら国境のこちらの要塞付近を航宙していると報告が上がっていた。

 スクランブルの回数がふえてきており、すでに外務省を通じて向こうへ領宙侵犯のことについて抗議を行っていた。

 幹部会議でも議題にあがった。

「三カ年計画はまだ一年目。ここで戦争になるようなら計画の抜本的見直しが必要になる。」

「そこまでの修正は必要ないかと。現在日産している要塞艦などの艦船だけでヘンリック連邦は堕とせます。ただ問題は堕とした後の統治があの国は難しいということです。今まで私たちが併合してきた国は基本的に貴族制度のある国で民衆の教育レベルはそれほど高くはありませんでした。」

 レリアは何を言いたいかわかった。

「教育レベルが高いから、レジスタンスなどが容易に組織されやすいってことか。」

「その通りです。ただ、格差社会なので民度の低い階層の人口もそれなりにあります。」

「いままでのようなやり方では社会不安が増すばかりか。」

「ですが、攻め落とさなければ結局平和は勝ち取れません。少し、侵攻計画を立ててみましょう。」


 ヘンリック連邦はこの銀河のαセクターの約三割の領域を領有している。

 βセクターの八割とαセクターの二割を領有する我が国からすればすでに格下の国になりつつある。

「計画としては、最初は銀河ユニオン条約を我が方の友好国と結び、我が国が議長国である銀河ユニオンを組織します。そのうえで領宙侵犯や産業スパイ行為などの証拠をつきつけ、銀河ユニオンで制圧を承認させます。このことにより正当性を得ます。」

 ジェフが首を傾げていた。

「今回はえらく迂遠だな。」

「その迂遠さが敵を押さえつける・・・・占領後に民衆を味方につけるのに必要なんですよ。」

 私としては全面戦争は避けたかったが、どうも向こうはそれではすまない様子だ。

「すでに多国籍軍の組織化を開始している様子です。攻め込まれる前に銀河ユニオンを結成してしまいましょう。」

 そして、【ルエル】連邦歴2年2月に、【ルエル】の第四区画国際会議場で銀河ユニオンの結成式が行われ、二十三カ国による銀河ユニオンが結成された。

 第一回の安全保障会議で賛成多数でヘンリック連邦への経済制裁ならびに武力制裁が決定され、それが大々的にメディアを通じて発表された。

 この武力制裁についての付帯決議で『ヘンリック連邦による度重なる裏切り行為や同盟国に対する収奪行為に我々は屈せず、それを押しのける者である』と宣言された。

 ヘンリック連邦側はずいぶん肝を冷やしたらしい。

 何度も代表団を【ルエル】に送り込もうとしたが失敗。

 その間に宇宙条約からの脱退を銀河ユニオン加盟国は宣言、そして通知を行った。

 そして銀河ユニオンの加盟国からの連名で、ヘンリック連邦に宣戦布告が行われた。

 ここに銀河の半分をかけた大戦争が開始された。【ルエル】連邦歴2年8月12日の事だった。

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