第57話 第三章エピローグ:両手いっぱいの世界
先に言っておくと、今回の留学は、完全に俺の我が儘で実行されたプランである。
①「冬に試合が出来なくなるのってちょっと嫌だよな……もちろん練習は続けるつもりだけど、合宿やって春になっておしまいじゃあちょっと勿体ないよな……」
②「ときめき学園野球部のスポンサー企業に脅迫文が届くようになったから、対策を考えなくちゃなあ……取り急ぎISP事業者に情報開示請求はしたけど……うーん」
③「世間が俺のことを我が儘王子みたいに扱ってるから、ちょっとクールダウンの時間が欲しいよなぁ……例えば海外で実績を残したりしたら、世間も手のひら返ししてくれるんじゃないかなあ……」
こんなことを、ものすごく格好いい企業向けスライドで『海外留学支援プロジェクトの企業広告効果について』と銘打ってスポンサーに当てたところ、かなり高評価をいただいたのがきっかけである。
・アジェンダ
・現地パートナー企業とのアライアンス
・グランドデザイン
・ステークホルダーとの調整状況
・ソリューション
そんな感じの耳障りのいい言葉をまぶしつつ、大企業の都合に合わせて予算500万以内(※部長決裁級)で実行できるような長期広告戦略という形にまとめ上げた結果、俺は大陸国に向かうことになった。
「しかし星上くん、本当に向こうの地場企業とアライアンスを組むことができるのかい? このアライアンスモデルも、結局、君がイベントを起こして集客して、たくさんの人にイベントに足を運んでもらって、我が製品を買ってもらわなきゃ成功しない……という一本軸になっているような気がするが」
「最悪何もなしでいいんです。『前途有望な学生をスポーツ留学させました、しかも男性スポーツ選手です』という実績を存分につかって、CSR活動を株主にアピールすることができますよ。私の国際的な活躍次第ですが、男性支援ロールモデル認定を受ける活動にできちゃいますよ」
「うーむ……君が一時的に高野連を離脱している間は、君を広告に使うこともできるって話だしなあ……。それに実際うちもね、男性支援ロールモデル認定は欲しいところだしね」
「で、イベントを起こすためにいくつか協力をお願いします。具体的には『アイスクリームチャレンジ!』みたいな感じで、私に勝利したら一年間アイスがただで食べられる、みたいな感じのイベントにしようかと。協賛社に御社の『邦洲健康フーズ』の名前を使うことで、現地の販社へのPR活動と共に、イベント経由で大陸の人たちにも御社の美味しい製品を知ってもらうきっかけになってもらおうかと。御社もアトラス大陸工場をお持ちですしね。もちろん現地にはアイスクリーム販売店とかがいっぱいあるわけですし、彼らをアンテナショップ代わりにしちゃいましょう! ここで御社の限定製品をたくさんPRしませんか?」
「うーん、大陸国の支社長に相談するか……どうせ向こうも広告費を使って弊社製品をマーケティングしたいと考えているはずだし、事業計画にねじ込めるかもな。費用は向こうと折半できるかもしれん」
「もちろん他のスポンサー契約さまにもこのお話は持ち掛けています。広告効果が独占的でないことはご承知おきください」
「大丈夫だよ。で、Got Talentというのは?」
「Got Talentですね? 御社が海外でスポンサーになっている番組の一つですよ。ここに枠を用意していただきたい。私がその番組に出演して知名度を稼ぎます。大陸全土の有名人になってみせるわけです。で、先ほどのイベントを計画します」
「うーん……なるほど! そうだね、星上くんが自信家ということは分かった! 分かったよ、声だけはかけてもらうようにする! だが出場は君自身の手で勝ち取れよ? そこはもうコネだけでは押し切れない領域だからね」
「もちろんですよ部長。留学費用と諸手続きをお願いする以上、結果は出します」
実際、予算500万で広告戦略一発というのは経費としては安上がりな方である。地場食品取り扱い企業へのPRという最終的な営業効果は疑問符が残るものの、リカバリーはある。
例えば、俺が各報道メディアにプレスリリースを投げて『アトラス大陸で高校生がビジネスイベントを企画!? 野球で食品のPR活動!』みたいなニュースを流してもらうことで、スポンサー企業の広告宣伝になるし、男性スポーツ活動支援のアピール材料にもなる。
改めてときめき学園への栄養満点食堂の話題にも波及するし、やり方としては悪くない。
その他にも、Got Talentに出場できなかったら、俺のVideoTubeチャンネルで告知。
イベントの立ち上げが上手く行かなかったとしても、俺の頑張り次第で『野球留学で活躍する邦洲国人! 野球男子の一日に迫る!』みたいに報道機関にプレスリリースを投げればいい。
やりようはいくらでもあるのだ。
利害調整先はスポンサー企業だけではない。
「ときめき学園から初のスポーツ留学生を出せるチャンスです。実は大陸国のテレビ出演の企画も調整中ですし、大陸国スポーツで私が活躍して帰ってくれば、ときめき学園の大幅なPRにもなるはず。野球留学をしたいと思っているプロ志向の子たちを全国から集められるチャンスになります。
ぜひ今後も、スポーツ留学プログラムを実施するにあたって私がアントレプレナーとして、留学第一号のロールモデルとなってみます。スポーツ留学プログラムを立ち上げるにあたってのトライアルとしての側面もありますから、私が現地に赴いて課題感を調査してレポートしてまいります。
今後もときめき学園は文武両道で行きましょう。今までの進学実績に魅力を持って入学させていた親御さんのみならず、スポーツにも力を入れている親御さんからも入学を取り付けるチャンスですよ」
「あ、もしもし竜崎? 昔さ、そっちの高校に留学誘ってくれてたけどさ、もしかしたら本当に竜崎の家にホームステイして留学するかも。そうそう、学校で今スポーツ留学のプログラムを立ち上げようとしててさ、で、ゆくゆくは姉妹校提携も見据えているんだけどさ。あ、大丈夫だよ、うちは進学校で偏差値も高くて優秀な子が多いから、ろくでもない高校と提携させようって話じゃないよ。
で、姉妹校提携って場合によっては留学過程で現地企業の訪問とかやってるよね? あれさ、ときめき学園のスポンサー契約結んでくれている企業が興味を示してくれていてね、『スポーツ支援』『食と健康』という軸で留学プログラムのスポンサーにもなりたいんだってさ。
スポーツには栄養管理が欠かせないぞってことを留学で学習するという形のプログラムになるみたいだけど――要はさ、『アオカケス大学付属高校もときめき学園も栄養管理でスポーツで大成功! みんなも邦洲健康フーズの栄養機能食品を食べようね!』ってやりたいんだよ」
「恐れ入ります、私、お孫さんである竜崎心さんのベースボール友達だった、星上と申します。ええ。お世話になります。今回の留学の話についてご相談を持ち掛けましたのも私です。早速ですが送付させていただきましたEメールをお手元にご用意いただいて、今回の留学プロジェクトの利点の説明からさせていただけたらと思います」
「高野連の皆様には大変恐れ入ります。今回私がスポーツ留学をするにあたって、複数企業、および現地学校関係者の方から、高野連の規則に関する質問が届いております。
すでに私は高野連からの除名届を提出する予定にはなっておりますが、私は高校野球、ひいては甲子園をあきらめたわけではなく、恐れながらいずれまた復帰させていただけないかと熱望しております。現時点から、目に余る規則違反や高校野球児童に相応しくない行いがあればそれを正し、いずれ将来、野球に再度打ち込むにあたっての懸念をなくしていきたいと思ってます」
前世でプレゼンテーション資料作成ソフトを死ぬほど触ってきた経験がここで生きてきた。意味の分からない「上司に伝えるプレゼン100選」とかを読み込んできた甲斐があったものである。高校生にしては明らかに
こう見えて俺は、ビジネスコンテストを何個も何個も出してきたので、大手企業の事業開発部や、大手銀行の投資部門、行政のいくつかの部署(県庁の地域振興課、経産省の商務G 産業課など)と名刺交換しているので、話を持っていく先は無数にある。
一つダメでもまた一つ、と次に進められるのだ。
「VideoTubeで有名な高校生ってだけでみんな興味津々に話を聞いてくれるの助かるな。やっぱりみんな、有望な若者が好きなんだなあ」
そのうえ見た目も良くて野球も上手、とあらば、何かしら広告塔に使えないか、と考えるらしい。というかVideoTubeでコラボ企画を立ち上げたら広告なんていくらでもできるので、その辺に非常に強い魅力を持っている様子である。
「は? ホテルで留学!? いや、さすがにやりすぎなんだよな……。一応これ、学校の留学プログラムの実地トライアルなんだし……うーんどうしよっかな」
これはただの経験則だが、ビジネスにおける美味しい話とは、たくさん提案する人間にどんどん転がってくるものである。何となくそういう傾向にあると思う。
世の中は金を稼ぎたいという人もいるが、同じく『お金がちょっと余っているから有効活用したいなァ……でも自分で実行するのはもう疲れちゃって……全然動けなくてェ……』という人もいる。
だから、たくさん提案してそれをもらいに行くのだ。
「よーし、一丁上がり、かな?」
あとは、俺を叩く世間の風潮とか、それに賛同して過激な犯行予告文を送ってくる人間に対処するだけである。
「あのぉ……打ち合わせと全然関係ないんですけど、昨今のメディアにちょっと過激に叩かれちゃったこともあってか、こんな文章がうちのスポンサー宛に届きましてねぇ……」
ほらおたくがスポンサーやってるあの報道番組ですよ、なんて野暮なことは言わない。それにどこのスポンサー企業が困っているかもあえて言わない。
俺を叩くような報道が減ったのは、それからしばらくのことだった。
別に俺は球界OGに敵対したわけでもないし、ただ困っていることを大人に相談しただけだ。未成年は困ったことを大人に相談する。それだけのことだ。
これで本当に一丁上がり。
帰国する頃には、犯行声明文を送ってきたような奴が捕まっていると嬉しいものだ。かくして俺の留学計画の説明は、以上となる。
◇◇◇
帰国前に、竜崎と少しだけ話をした。本当に何てことはない雑談ばかりで、しんみりとするような話ではなかったのだが、竜崎はどことなく冴えない顔をしていた。
「……何だか、皆さんにもう一回会いたくなっちゃいましたネ。本当に懐かしいデス」
竜崎はもう邦洲国の高校野球に戻れない。U-18 WBSCに選手として登録されてしまったということは、そういうことだ。
実はこういった国際大会に一度出場すると、登録された国以外で国際大会に出場できなくなってしまう。大陸国代表として一度登録されてしまえば最後、邦洲国の名前を背負って戦うことができなくなるのだ。
そうでなくても、高野連の規則では、転校生は1年間公式戦に出ることができない。高校新三年生の竜崎が今から急いで転校しても、もう甲子園にでることは叶わないのだ。
そう、竜崎と高校野球をやる機会はもうほとんどないのだ。
「なあ、U-18のWBSC覚えてる? 豹堂先輩とか羽谷先輩とか大沢木先輩が出てたやつ」
「! あーッ! ああーッ! 覚えてマス! というか忘れもしないデス! あんの豹女!」
質問を振ってみると、竜崎の反応は顕著だった。また豹堂が何かやらかしたらしい。
詳しく話を聞くと、「あの女! よりによってサヨナラ本塁打を打って、間違って前走者を抜かしてしまって、でもサヨナラ
……あいつ、どこにいても豹堂やってるって感じがする。
懐かしくなったのでもうちょっと話を聞くと、
「羽谷ねえサンは、バントで進塁してそのまま盗塁で三塁まで行ってましたネ。実質バント三塁打、ってもてはやされてましたネ。試合を通じて一番出塁してたはずデス」
「豹堂は許せませんネ。センターゲッツー2回もやりましたからネ」
「クローザーが確か大沢木サン? あの人は格好いいデス! 圧巻の速球に加えて、横スライダーと
とぽんぽんと話が出てくる。
超アベレージヒッターの羽谷姉の活躍は分かるが、豹堂もしっかり活躍していて嬉しい。
それに、大沢木投手も凄い。若干二年生にしてクローザーを任されるとはとんでもないことだ。
しかも縦スライダーって、俺が一度だけ投げたきりの球である。この世界ではほとんど知られてないはずの変化球。それをあの人、いつの間に習得したのだろうか。本当にあの人は底が知れない。
「ワタシは本塁打2本も打ちましたけどネ! 気持ちよかったデスねー! 邦洲国は低めに投げる癖がありますから、ローボールヒッターのワタシにピッタリでしたネ!」
楽しそうに語る竜崎を見ていると、俺もちょっと嬉しくなる。
こいつも若干二年生でこうやって大陸国代表に選ばれているのだから、相当凄い。きっと竜崎の活躍は、色んなスカウトが認めているだろう。
そう。すでに竜崎は、大陸国のメジャーリーグに目を付けられている逸材なのだ。
彼女はメジャーリーグへの道を、順調に進んでいっている。
(竜崎はもう、邦洲国の高校野球に戻らない。いや、帰ってこれなくはないんだろうけど、きっと戻ってこないだろうな)
もしかしたら――邦洲国のリーグに竜崎が来てくれる未来があるかもしれない。助っ人外国人として竜崎がもてはやされる日がくるかもしれない。
だがそれでも、WBCなどの世界的な大会では、竜崎は
世界の頂上を目指すときには、竜崎が敵になるのだ。
否、風野も不死火も水川も岩崎も――この大陸国全部が好敵手になるのだ。
「――星上サン、今回の留学はどうでしたか? 楽しかったデスか?」
ちょっとだけ考え事に耽っていると、竜崎に顔を覗き込まれるようにして聞かれた。
この竜崎が敵になる、という言葉が、思った以上に自分の中で重く来て、ちょっと呆けてしまっていたのだ。
全然そんなことはないのに。
一緒に野球をやってきた仲間だというのに。
国が違うからといって敵になるってのは、ちょっと過ぎた表現だよな、と我ながら苦笑する。
「うーん、ちょっと心残りはあるけど、楽しかったな」
「それは良かったデス! いいんデスよ、ずっとこのステイツにいても」
「今のところ、それはなしだな。もうちょっと治安が良くて、オタク文化を楽しめて、飯が美味しいなら考えるけどね」
竜崎は「そうデスか」とちょっとだけ寂しそうにしたあと、俺の耳元に軽くキスをした。俺は避けなかった。これぐらいはいいかなと思った。
何だか竜崎を受け入れてあげたくなったのだ。
しばらくして、意を決したように彼女は口を開いた。
「ワタシ、世界の上に立ちマス。きっと素敵な光景だと思いマス。多分この両手に収まりきらないぐらいに広いでしょうネ。だから誰かと一緒にその感動を分け合いたいデス」
「いいね、俺も気が向いたら見に行くよ。運が良ければね」
おもむろに両手でハグをされた。優しいハグだった。
多分これは、泣いている横顔を見られたくないから、こうしているのだろう。竜人族のひんやりした肌の感触が伝わってきた。逆に彼女にとって、俺は暖かいはずだ。
「アナタは輝く星の上。素敵な名前だと思いマスよ、星上サン」
「そいつはどうも」
急にそんなロマンチックなことを言われてしまうと困る。詩人にでもなったのかよ、とからかうと、竜崎がちょっと鼻をすすりながら「……かもデスね」なんて笑いながら返してきた。
海外の人はちょっと感情表現が大げさなところがある。あるいは、文化的な違いで、こっちも向こうから見て全然違う場面で感情表現が大げさな部分があるのかもしれない。
それとも竜崎が、それだけ俺のために泣いてくれているのか。
答えは分からない。
「いつか、ベースボールの王子様を打ち負かしてみせマス。そして王子様を捕まえてみせマス。私は諦めが悪いデスからネー」
「うーん、俺、プロでやっていけるのかなあ……?」
「行けマスよ。ワタシが保証しマス」
空港のアナウンス。搭乗を急ぐ案内。
ハグが強くなる。いよいよ別れの時間が近づいてくる。
「
「ありがとう。竜崎もプロになるよ。目で見て分かった、絶対にそうなるって」
帰国の日の前日までは、帰りたい気持ちがあったのに。
今はちょっとだけ、帰りたくない惜別の気持ちが芽生えている。人間とは不思議なもので、別れの直前になってから急に後ろ髪引かれるような気持ちになるのだから、本当に困る。
さよなら竜崎、とは言いたくなかったから――俺はちょっとだけ言葉に悩んだ。また会おう、よりも強い言葉を使いたかった。その方がきっと、もう一度会えると思うのだ。
「次会ったら、今泣いてる倍は泣かせてやるから、首を洗って待ってろよ」
「! 泣くのはそっちデスよ、星上サン!」
これぐらいがちょうどいい、と俺は思う。そしてこれからの楽しみが一つ増えた。そうなのだ。さよなら竜崎ではなく、待ってろよ竜崎という気持ちこそがちょうどいい。
果たして次会ったとき、勝敗はどうなるのか。
星上雅久と竜崎心の勝負。
それはベースボールの神様のみぞ知ることであった。
――――――
ここまでご愛読いただきありがとうございます。
海外留学編、これにて一旦終了です。今までリトルリーグメンバーの中で出てこなかった竜崎を、きちんと前面に押し出せてよかったです。
そして大リーガーの娘たち。これもちょこっとお披露目ができてよかったです。当初は、彼女たちをときめき学園に入学させるという草案でしたが、それをするとときめき学園がとんでもないことになっちゃうので止めました。
またいずれこの四人は出てきます。乞うご期待!
そしてこの秋から春までの成長(というより、冬合宿編を書いても間延びしちゃうよなあ……と思ってあれこれ詰めまくった成果)は、ここからたくさん出てくる予定です。
思ったよりも滅茶苦茶要素を突っ込みまくったので「本当にこれ全部回収できるのか……!?」と作者も冷や冷やしながら書いていました。面白そうなことはすぐ全部物語に詰め込んじゃうので……。
書いてて滅茶苦茶楽しかったですけどね!!
一応ホッシの帰国時点ではもう春になっちゃっているので、春の選抜はさらっと流すつもりです。
新生ときめき学園、どんな活躍を見せてくれるのでしょうかね!?
今後とも更新頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
小説フォロー、★評価、レビュー、いずれも更新の励みになりますので、もしよろしかったら何卒お願いいたします……!
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