セカンドライフ

うみせまる

序 望むもの

窓の奥を見るとピンク色の景色が一面に広がる。耳を澄ますとキーンコーンカーンコーンと学校のチャイムが聞こえてくる気がする。入学式や入社式、また卒業式といった出会いと別れが交差する季節。


普段なら学校に行って友達とたわいも無い会話をし、授業を受けている時間だろう。そんな時間に私も含めた、多くの人・・・仕事の時間であろう大人の人が一つの部屋に集まっていた。


私の目の前にはベットに横たわった君の姿。顔には白い布を被せられ顔が見れなくなっている。ポカポカ陽気でみんながこれからの生活にワクワクしている日、君は死んだ。

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