今年のドラフトを考えてみる②
いよいよレギュラーシーズンも終わり、戦力外も出始めたこの時期、ドラフトでどんな選手が入ってくるのかが気になってくる頃となりました。少し前に同じ様なことを書きましたが、プロ志望届の提出の有無や選手枠も変わってきていますので、この辺りでもう一度、今年のベイスターズのドラフトを予想してみたいと思います!
なお、今回もあくまでも個人的な主観と願望が入りまくった妄想に近い予想になりますので、その点はご了承下さい。「自分はこう思うよ!」とか、「個人的にこの選手良いと思う!」というのがありましたら、気軽にコメント欄に書き込んで下さると嬉しいです!
さてさて。シーズン途中でトレードや育成枠選手の支配下登録などのために枠を多少開けておくことを考えると、恐らくシーズンが始まるタイミングでの支配下登録選手は66~67人ほどになるでしょう。
今季、ここまで戦力外となったのは投手5名、内野手1名の計6名です(育成枠を除く)。育成枠を含め10名を戦力外としていますので、ここから戦力外となる選手は居ない(あるとしても、育成枠への移行が1~2名)と予想します。ということは、指名人数は恐らく5~7名となるでしょう。指名人数については、当日の状況によっても変わってくるでしょう。
さて、私なりに考える、ドラフトでのベイスターズの補強ポイントは以下の通り。重要だと考えている順に並べています。
・次世代の大砲候補
・20代前半の先発投手(できれば即戦力)
・宮﨑選手の後釜になれるサード
・即戦力の外野手
・将来的に勝ちパターンに入るリリーフ
・左のリリーフ
・森選手、林選手、西巻選手と争うショート
特に緊急性が高いと考えているのは、次世代の大砲候補と先発投手。細川選手、伊藤選手と立て続けにパワーのある選手を放出しましたので、若手の底上げを考える上でパワーヒッターは必要になってくると考えています(細川選手、伊藤選手の放出は肯定的に捉えていますが)。また、バウアー投手がどれだけベイスターズに居てくれるか分かりませんし、今永投手がもしメジャーへの挑戦を目指すのならば背中を押したいところです(球団としてもメジャー挑戦を容認するはず)。また、今季は石田投手がFA権を取得していますので、(残留してほしいけれど)流出に備える必要はあります。万が一この3人が一気に抜けた場合、軸となるのは大貫投手、濱口投手あたりになってくるでしょう。そこに平良投手、上茶谷投手、入江投手、坂本投手、小園投手、深沢投手、徳山投手、石川投手あたりが候補となるはずです(上茶谷投手や入江投手が先発に転向するならば、という前提です)。しかし、初めてローテーションとして回る選手が一年間コンディションを維持することは難しいはずですし、今季1軍で思う様な成績を残せていない投手が来季いきなり勝てるようになる可能性は高くないでしょう。若手の底上げには期待しますが、編成を考える上では不安要素になります。ということは、この争いに加わることのできるピッチャーは何人居ても良いくらいだと思います。という訳で、これらを踏まえて、私の指名予想(希望)は以下の通りになりました。
1位 度会隆輝 外野手(ENEOS)
2位 西館勇陽 投手(中央大)
3位 古謝樹 投手(桐蔭横浜大)
4位 杉山遙希 投手(横浜高)
5位 東恩納蒼 投手(沖縄尚学高)
6位 仲田侑仁 内野手(沖縄尚学高)
育成1位 宮國 凌空 投手(東邦高)
育成2位 伊藤琉偉 外野手(アルビレックス新潟BC)
育成3位 ワォーターズ 璃海 内野手(日本ウェルネス沖縄高)
育成4位 中井大和 投手(徳島インディゴソックス)
育成5位 今野一成 投手(古川学園高)
そもそも、西館投手が2位まで残ってくるか怪しいですし、古謝投手も3位まで残るとも思えないですが……(そこは妄想交じりの予想と言うことでご勘弁を)。1位で西館投手がどこかに先に指名された場合でも、2位では他の即戦力投手を指名すると思います。西館投手は右の本格派で、将来的にエースになれるピッチャーだと思っています。また、度会選手(ENEOS)を重複で外した場合、西館投手を含め即戦力投手を1位指名するか、残っていれば真鍋選手(広陵高)を指名すると予想します。ただ、この辺はもう当日になってみないと分からない部分ですので、1位指名をクジで外した場合の想定はひとまず置いておくことにします。来季はファームの試合も増えますので、育成枠の指名はかなり多くなりそうです。
3位以下の選手も、正直この選手たちがこの順位で指名できるかは怪しいと思っています。ただし、意図としては、3位の古謝投手が「20代前半の先発候補(できれば即戦力)」です。先日のENEOSとベイスターズの練習試合では度会選手がサードをこなしており、渡会選手を指名できれば「即戦力外野手」「宮﨑選手の後釜になれるサード」を補強できそうです。となると、4位以下は将来性を買って高校生が中心で良いのではないかと思います。4位の杉山投手と5位の東恩納投手は、高校生としては完成度が高い投手で、大崩れせずに試合を作れる先発になっていく投手だと思います。杉山投手は左腕で球速もありますので、リリーフとして鍛えていくのも面白そうな存在です。また、今回は4位には残らないだろうと言うことで予想から外しましたが、3~4位で廣澤優投手(JFE東日本)もベイスターズにフィットしそうな左腕だと思っています。当日の指名状況次第では、指名してくることも十分考えられるでしょう。6位の仲田選手は、人的なロマン枠です。打力が魅力の、右打ちの一塁手です。高校生ですし、すぐに一軍で活躍を期待するタイプではありませんが、ポテンシャルが高い選手だと感じています。右打ちの長距離タイプの選手が居ませんし、今季ファームでファーストを多く守っていた田中選手が退団したとなると、ファースト専門の選手を出場させる機会も十分にあります。佐野選手の例もありますし、下位であれば守備のことは考えずに打力を評価して指名していくのはアリではないでしょうか。
全体としては、投手4人、内野手1人、外野手1人となっていますが、他チームの指名状況に応じて、バランスは変わってくるはずです。ただし、戦力外の状況からして投手がメインの指名になってくるのではないかと予想します。また、今年は捕手の指名はないと予想しています(育成を除く)。これは昨年にドラ1で獲得した松尾選手がファームで順調に成長していること、上甲選手・益子選手・東妻選手もファームで好成績を残していることに加え、一軍でも山本選手が台頭しており、現在も将来的にもキャッチャーに困る状況ではないと思われるからです。逸材が居れば別ですが、あと2~3年はキャッチャーを指名しなくても良い状況だと思います。
外野手については、本当ならレギュラー争いに食い込めるレベルの選手が欲しいところです。というのも、レギュラー陣とそれ以外の差が大きく、特に打撃面で蝦名選手や楠本選手、神里選手が苦戦しています。佐野選手、桑原選手、関根選手、大田選手、楠本選手、神里選手、蝦名選手、梶原選手と頭数は揃っているように見えますが、実は25歳以下(2024シーズン時点)の支配下登録選手は梶原選手だけと若手が居ない状態です。度会選手(ENEOS)は、この部分をカバーしてくれる存在となるでしょう。
育成枠については、捕手を除いてバランスをとってくると思います。先に挙げたように、来季はファームの試合が増える、つまり若手を起用する機会が増えることになります。捕手は良い意味でファームでの起用に困るくらいですので指名してこないかも知れませんが、内野手も外野手も1軍半の立場の選手が多いのが現状です。来季も二軍でじっくり育てる、という立場の野手は現状は内野手の粟飯原選手、小深田選手、蓮選手くらいで、年齢を考えれば育成枠の勝又選手や村川選手も一軍争いに割って入ってくるくらいの活躍がなければ厳しくなってくる立場です。となれば、二軍でじっくり育てる選手が内野手にもう1~3人、外野手にもう1~2人居ても良さそうです。仲田選手はこの立場になってくるとしても、もう1人くらいは指名してくるのではないでしょうか。それらを踏まえた予想が、上記の予想になります。
まず、育成1位予想の宮國投手は、MAX149㎞/hの高校生右腕で、個人的には同じベイスターズの宮城投手とイメージが被るピッチャーです。球に強さがあり、化ければ将来的にリリーフ陣の柱となる素材派だと思います。育成2位と予想した伊藤選手は、独立リーグNo.1ショートとも評される選手ですが、ベイスターズで戦うなら外野手かなと思っています。身体能力が高くパンチ力もある選手ですが、まだまだ荒削りです。イメージとしては、同じ独立リーグ出身の知野選手が近いでしょうか。育成3位と予想したワォーターズ選手は身体能力が高いショートで、中学時代は外野の経験もあります。まだまだ荒削りで特に打撃は苦労するかもしれませんが、どこを守るにしてもこの身体能力は魅力的です。しっかり振れる、というのも魅力の一つです。育成4位と予想した中井投手は190センチを超える長身から角度のある球を投げ込んでくる右腕です。やや迫力に欠ける印象はありますが、この選手もプロ入り前の宮城投手とイメージが被ります。横浜は馬力を出す育成に長けている印象がありますし、コントロールは悪くない投手ですので化ければ一気にローテ候補に入ってくるかもしれません。育成5位予想の今野投手は、小柄ながら150km/hを超えてくる直球を投げ込める右腕です。個人的には大注目の選手で、将来三嶋投手や伊勢投手のように直球でグイグイと押し込んでいけるピッチャーになるのではないかと思っています。
という訳で、私の妄想に近いドラフト予想はこんなところで! では、また!
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