今年のドラフトを考えてみる

 社会人野球や夏の甲子園も終わり、シーズンも最終盤に差し掛かってくるこの頃、やはり気になってくるのはドラフトでどんな選手が入ってくるのか、ではないでしょうか。まぁ、まだまだ先の事なので気が早いと言えばその通りなのですが、今回は今年のベイスターズのドラフトを予想してみます!


 なお、あくまでも個人的な主観と願望が入りまくる予想になりますので、その点はご了承下さい。「自分はこう思うよ!」とか、「個人的にこの選手良いと思う!」というのがありましたら、気軽にコメント欄に書き込んでいって頂けると嬉しいです!


 さてさて。シーズン途中でトレードや育成枠選手の支配下登録などのために枠を多少開けておくことを考えると、恐らくシーズンが始まるタイミングでの支配下登録選手は66~67人ほどになるでしょう。例年、戦力外になる人数は7~8人、ここにFA移籍や外国人選手の退団などを含めると、毎年10人前後がベイスターズを離れています。ということは、指名人数は6~7人ほどになりそうです。(戦力外予想はしません。オープンな場所で書く話題ではないと考えているためです。)


 私なりに考える、ドラフトでのベイスターズの補強ポイントは以下の通り。重要だと考えている順に並べています。

 ・次世代の大砲候補

 ・20代前半の先発投手(できれば即戦力)

 ・宮﨑選手の後釜になれるサード

 ・即戦力の外野手

 ・将来的に勝ちパターンに入るリリーフ

 ・左のワンポイントリリーバー

 ・森選手、林選手、西巻選手と争うショート


 特に緊急性が高いと考えているのは、次世代の大砲候補と先発投手。細川選手、伊藤選手と立て続けにパワーのある選手を放出しましたので、若手の底上げを考える上でパワーヒッターは必要になってくると考えています(細川選手、伊藤選手の放出は肯定的に捉えていますが)。また、バウアー投手がどれだけベイスターズに居てくれるか分かりませんし、今永投手がもしメジャーへの挑戦を目指すのならば背中を押したいところです(球団としてもメジャー挑戦を容認するはず)。また、今季は石田投手がFA権を取得していますので、(残留してほしいけれど)流出に備える必要はあります。万が一この3人が一気に抜けた場合、軸となるのは大貫投手、濱口投手あたりになってくるでしょう。そこに平良投手、上茶谷投手、入江投手、坂本投手、小園投手、深沢投手、徳山投手、石川投手、笠原投手あたりが候補となるはずです(上茶谷投手や入江投手が先発に頂戦するならば、という前提です)。しかし、初めてローテーションとして回る選手が一年間コンディションを維持することは難しいはずですし、今季1軍で思う様な成績を残せていない投手が来季いきなり勝てるようになる可能性は高くないでしょう。若手の底上げには期待しますが、編成を考える上では不安要素になります。ということは、この争いに加わることのできるピッチャーは何人居ても良いくらいだと思います。という訳で、これらを踏まえて、私の指名予想(希望)は以下の通りになりました。


 1位 佐々木麟太郎 内野手(花巻東高)

 2位 西館勇陽 投手(中央大)

 3位 上田希由翔 内野手(明治大)

 4位 廣澤優 投手(JFE東日本)

 5位 古謝樹 投手(桐蔭横浜大)

 6位 萩宗久 外野手(横浜高)


 そもそも、西館投手が2位まで残ってくるか怪しいですし、上田選手が3位まで残るとも思えないですが……(そこはご愛敬と言うことで)。1位で西館投手がどこかに先に指名された場合でも、2位では他の即戦力投手を指名すると思います。西館投手は右の本格派で、将来的にエースになれるピッチャーだと思っています。また、佐々木選手をクジで外した場合、西館投手を含め即戦力投手を1位指名するか、残っていれば度会選手(ENEOS)や真鍋選手(広陵高)を指名すると予想します。ただ、この辺はもう当日になってみないと分からない部分ですので、1位指名をクジで外した場合の想定はひとまず置いておくことにします。が、1人だけ個人的な注目選手を。ポジションが被るため予想に入れませんでしたが、もし佐々木選手を外した場合には、下位で仲田選手(沖縄尚学高)を指名するのも面白いと思います。パンチ力もある選手ですし、既にプロ志望届の提出も明言しています。ベイスターズのファームを見ると、スラッガータイプの選手は左打ちに偏っています。仲田選手は右打ちというのも、ベイスターズにとっては都合が良さそうです。


 3位以下の選手も、正直この選手たちがこの順位で指名できるかは怪しいと思っています。ただし、意図としては、3位の上田選手が「宮﨑選手の後釜になれるサード候補」、4位廣澤投手・5位古謝投手が「20代前半の先発候補(できれば即戦力)」です。上田選手は走攻守3拍子揃った選手で、すぐにでも一軍で起用したいくらいの選手だと思います。将来的にはクリーンアップを任される選手になると期待しています。4位、5位は今永投手や石田投手の流出や、ベイスターズの投手陣を考えた時に徳山投手、吉野投手、三浦銀二投手など近い年齢層の右腕が多いことから、サウスポーを選びました。ともに球威があるピッチャーですので、リリーフ起用を考えることもできそうです。6位は個人的なロマン枠です。打力が魅力の選手で、時には場外に飛ばすほどのパワーを持つロマン砲。高校生ですし、すぐに一軍で活躍を期待するタイプではありませんが、ポテンシャルが高い選手だと感じています。イメージとしては、日本ハムの万波選手や中日の細川選手に近いでしょうか。


 全体としては、投手3人、内野手2人、外野手1人となっていますが、他チームの指名状況に応じて、バランスは変わってくるはずです。ただし、投手と内野手がメインの指名になってくるのではないかと予想します。また、今年は捕手の指名はないと予想しています。これは昨年にドラ1で獲得した松尾選手がファームで順調に成長していること、上甲選手・益子選手・東妻選手もファームで好成績を残していることに加え、一軍でも山本選手が台頭しており、現在も将来的にもキャッチャーに困る状況ではないと思われるからです。相当な逸材が居れば別ですが、あと2~3年はキャッチャーを指名しなくて良い状況だと思います。

 外野手については、本当ならレギュラー争いに食い込めるレベルの選手が欲しいところです。というのも、レギュラー陣とそれ以外の差が大きく、特に打撃面で蝦名選手や楠本選手、神里選手が苦戦しています。佐野選手、桑原選手、関根選手、大田選手、楠本選手、神里選手、蝦名選手、梶原選手と頭数は揃っているように見えますが、実は25歳以下(2024シーズン時点)の支配下登録選手は梶原選手だけと若手が居ない状態です。となると、今回の指名予想には入れませんでしたが、度会選手(ENEOS)を1位指名する可能性もありそうです。ここは、球団がどう考えるか次第で変わってくる部分でしょう。


 育成枠についても、投手と内野手が中心になってくると思います。先に挙げたように捕手は良い意味でファームでの起用に困るくらいですし、外野手も勝又選手、村川選手、大橋選手と育成選手が3人も居ます。面白そうな選手、例えば彼らとはタイプの違う大砲候補なら外野手も指名してくる可能性はありますが、基本的に獲りたいのは投手と内野手でしょう。


という訳で、私の妄想に近いドラフト予想はこんなところで! では、また!

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