第17話 夏休み六日目花火大会3
打ち上げ花火ってキレイだなぁ。どうして心奪われるのだろうか。あたしとシイちゃんは二人はぐれないようにピッタリくっついて打ち上げ花火を観る。
いつの間にか、あたしとシイちゃんは手をつないでいる。なんだか、あたしとシイちゃんが手をつなぐまでに時間がかかったような気がする。でも、夢ではない。
シイちゃんが片手でスマホで打ち上げ花火を撮っている。笑顔の横顔のシイちゃん。あたしはと言うと、この目で打ち上げ花火を心に焼き付けている。
永遠みたいな幸せな時間が、あたしとシイちゃんは手をつないで一緒に観て、おおー、そう言い合う。
ありがとうね、シイちゃん。こんなあたしだけど、いつも一緒に居てくれて。
打ち上げ花火は夜空を彩る。
地上のあたしとシイちゃんは、そんな夜空の一瞬の宝石に魅了されている。
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