屋台何でも屋

ほーるん

屋台の何でも屋

 今日は、祭りがある。その祭りにはあるうわさがある。その噂とは、深夜1時お寺の影のところである屋台がオープンする。その屋台とは,,,

 「風斗ふうと:おはよう」「日野ひの:おはよう」「風:今日村の祭りの日だね!」「日:そうだね」「風:深夜1時にお寺で集合ね」「日:わかってるって」「?:何話してるの?」「風:真智まち!君もいかない」「真:どこに?」これまでに話したことを、真智に話した。「真:まだそんな子供っぽいこと考えてるの?」「風:真智も行かない?」「真:ま、行ってあげてもいいけど」「風:ありがとう!じゃあ深夜1時お寺でね。日野、真智またねー!」「日、真:またねー」

 「真:早く来ちゃった。まだかな」「日:おーい、来たよー。」「真:元気ね。遅いわね風」「日:そうだね」「風:ごめん待った―」「真:早く来てよね寒いんだから」「風:いやね最近新しく発売したゲームが面白くてさ」「日:それってもしかして」「風:そう。あの最新RPG{勇者コノムラ・サイドウォール}だよ。」「日:いいなー僕も欲しいな」「風:買ったらフレンドになろうぜ」「日:うん!」「真:ちょっとそんな話ばかりしてないで早くいくよ」「風:よしいこう」

 「風:どこだろう」「真:ほんとにあるの?」「日:奥行ってみよう」「風:あった!」「真、日:どこ?」「風:あそこだよ」「日:ほんとだ、ほんとにあるんだ」「真:じゃあ行くわよ」「風、真、日:すいません」「謎の男:なんだい坊主2とお嬢ちゃん」「風:ここは何ですか」「男:ここは、何でも屋何でも売っている。もの以外でも売っている。」「風:なんでも?」「男:そうさ、なんでも何がほしんだい」「日:じゃあ僕は、勇者コノムラ・サイドウォールが欲しい」「男:最近有名なやつかい」「風:おじちゃん知ってるの」「男:あぁ、そういえば言うのを忘れていたがただ貰えるだけじゃないぞ」「真:というと?」「男:等価交換だ」「風:等価交換?」「男:そう等価交換だ。子供でも分かるように言うとだな、おじちゃんが君たちの欲しいものをあげた分だけおじちゃんは君たちからそれと同等、それに見合った物を貰うから」「風:おじちゃんは、神様じゃないの?」「男:まあそんなものだ。神様だって無償に人に分け与えるわけないぞ。無償にあげるのは、すごい身近な人や大事にしている人だ」「日:そんな人いるの?」「男:人だってそうだなんでも等価交換。でも、君たちには、お父さんやお母さんがいるだろう」「真:いるわ」「男:その人たちから、無償に色んなものを貰っている。」「日:例えば?」「男:そうだな愛とかかな、そういえば、坊主1は何が欲しんだっけお前だよ」「日:僕のこと?」「男:そうだよ」「日:僕の名前は、」「男:知ってるよ。日野君だろう、真ん中にいるのが風斗君で、左にいるのが真智ちゃんだろ」「日、風、真:何で知ってるの?」「男:なんでも知ってるだけど教えるにも君たちの欲しいものしかあげない。そんな、どこにでもいる何でも教える知ったかぶりのエセ占い師じゃない。俺は、君たちの欲しいものは何でもわかるわけは無い。そんなことをやったらエセな奴と同じになっちまう。そういうのは、ホンモノにやってもらわなければ」「日:おじちゃんは、その本物には、あったことあるの?」「男:それは教えれないなでも、会いたいならそれを売ることもできる。そういえば、坊主1は、勇者コノムラ・サイドウォールだったかな」「日:そう!」「男:じゃあそのかわりの物を貰うからな」「日:今から持ってくるの?」「男:違う違う帰ったら貰っているから。ほら。」「日:ありがとうおじちゃん」「男:ありがとうちゃんと言えるのか偉いなあ。大人になっても忘れるなよ。じゃあほかの二人は、何が欲しんだ?」「真:私は,,,」「男:なんでもいいぞ好きな人に告白させるものとかでもいいんだ」「真:そういうことじゃない」「男:ごめんごめん」「真:じゃあお母さんの病気を治して」「男:なるほど、お母さんは、心臓病か」「真:なんでわかったの」「男:ずっと考えてること、ずっと心配していることは、おじさんでもわかるのさ」「真:なるほど、」「男:でも、さっきも言った通り等価交換だ。」「真:それでもいいの」「男:そういえば、同じことを言っていたやつがいたな、たしかお前と同じ苗字の清心せしん 真白ましろって言ったっけなぁ懐かしい」「真:それお母さんの名前、お母さんも来たの?」「男:そうだ、そのお母さんも同じお願いしていた。」「真:お母さんも等価交換をして大人になって戻ってきた。じゃあ私も、」「男:いや今と昔は違う、病気も、医療もみんな進化している。あとこの会話何回やったっけ。そうだ嬢ちゃん君の大切なものは何だ?」「真:お母さんに誕生日に作ってもらったクマちゃんのぬいぐるみ」「男:じゃあそれでいいかな。それで治してあげよう」「真:いいのおじさん」「男:まあ等価交換だよ。じゃあ最後、坊主2は何が欲しんだ」「風:僕は、杖が欲しい」「男:杖?また妙なものを欲しがる坊主だ。どんな杖だ?」「風:おばあちゃんの杖」「男:あの魔法とか使える杖ではなくて」「風:そうおばあちゃんが、代々語り継がれてきた杖って言ってた。」「男:それはどんな杖だ?」「風:確か持ち手が、金色であとは木でできている。」「男:なぜそれが欲しんだ」「風:お母さんが、捨てた」「男:何やってるんだ!」「風:おじさんどうしたの大丈夫?」「男:大丈夫だ。その杖は、昔俺が最初に等価交換であげた杖だ。その杖は、お前の家系を、代々悪いものから守ってくれる杖だ。そして、それを手放したらこれまで守ってきたものがすべて降りかかってくる。そしてその杖は、世界でたった一つしか無い。なぜならその杖は、俺が作ったから」「風:じゃあどうすれば」「男:では、お守りとしてまたお前が語り継れ。でも、支払いは大きい、その二人とお前がゆっくり支払ってもらうそれでいいか」「風:僕だけじゃダメなの?」「男:だめだ、お前ひとりじゃ生き地獄を味わうこととなる。でも3人ならそんなに、わからないほどの不幸が降ってくる。」「日:僕はいいよ」「風:日野!ありがとう」「真:私もいいわよ」「風:真智!ありがとう」「男:じゃあそうゆうことだな。全員終わったな」「日:おじちゃんありがとう」「真:ありがとう」「風:ありがとう!」「男:じゃあおじさんからお前らにあげるものがある」「風:なに?」「男:俺は、いろんなことをお前たちにもらった。だから、このお札をあげよう。これは、お前らの家にはれば、そこだけは、不幸を吸ってくれる。あとそれは、何回も取ってはがせるから家を変えるときに持っていくといい」「日:ありがとう」「男:それとお前らには、縁ができた。いつかどこかでは会える。だが、お前らのことは、俺は覚えていないかもしれない。だから、もし会ったとき声をかけてやってほしいそして友達になってほしい」「日、風、真:わかった」「男:君らは、どんな人たちより絆が太いだから、どんな壁があってもどんな困難にあっても3人寄れば文殊の知恵というからしっかり仲良くしとけよ」「日:わかった」

 「母:起きて、風」「風:おはよう」「母:そういえば、その手に持ってるお守りは何?」「風:なんでもない」「母:そう、学校は大丈夫なの?」「風:あやべ行ってきまーす。」「母:行ってらっしゃい」

 「風:おはよう」「日、真:おはよう」

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