入れ替わり その5 (男の葛藤 編)

【女声向け台本】

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目が覚めたらあいつ(少女)になっていたので、とりあえず鏡の前に立った少年。

年齢は中学生ぐらい。


* * *


少女 「うわっ……! おれ、本当にあいつになってる……」


少女 「うーん、こういう時は、どうしたらいいんだ? まず何をすればいいのか……」


少女 「それにしても、あいつの顔って、意外と……か、可愛いんだな。昔とは大違いだ」


少女 「スタイルも、すごく良くなって……。胸なんか、こんなに……」


少女 「あ、あいつの……胸……」


少女 「……」


少女 「って、ダメだろそれはっ! こんな時に、何考えてるんだよっ!」


少女 「忘れろ、忘れろっ! 意識しちゃダメだっ! あいつの体に、そんなことしちゃダメなんだっ!」


少女 「……でも、こんなチャンス、二度と無いかもしれないし」 


少女 「ってバカ! おれのバカっ! チャンスとか、そういうことじゃないだろっ! 非常事態なんだぞ、今はっ!」


少女 「しかし、こんな時だからこそ、男としての本能に従って……うぅ……」


少女 「うわぁー! おれはどうすればいいんだーっ!」

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