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「 ……………ですよね。
でも…… それだけ…………
僕の “精神状態” は………
普通じゃなかった……って事です。
“そうなっても” …………
構わない…………と、
そう思っていたんでしょうね……。
た、多分ですけど、僕…………
“致死量” に達する程の………
『薬』 を暴飲したせいで………
半分……………
死んでいたんじゃないかと………
そう思うんです………。
“魂” が “肉体” から………
解離して……………
あぁ、つまり………………
『幽体離脱』 を…………
繰り返していたんじゃないか………
………………って。
それしか考えられないんですよ……
………………それなら、
『霊能力』 を持ってる………
“れいちゃん” が…………
“瀕死の状態” だった僕と………
話しをしたり、遊んだりできても、
不思議じゃないですよね………。
……………、
ここにくるまで、ホント………
訳分からないだらけだったけど…
今…… 一番思うのは…………
『生きてて良かった』 …………
……………って事です。
れいちゃんが…………
幽体離脱した僕を見つけてくれて…
……………そして、
話し掛けてくれた……………。
だから……………
僕は今こうして、ここに………。
もう、これは 『奇跡』 としか…
言いようがありません………。
………………あぁ、
タギル先生……………
それに、万司さん…………
そして、れいちゃん……………
僕を助けてくれて… 本当に……
ありがとうございます………。
………………僕、
死のう………なんていう、
馬鹿げた気持ちは、もう…………
“微塵” もありませんから……。 」
すると、れいが…………
僕に向かって…………
可愛らしく………突っ込んだ。
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