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そんな状態だった僕は…………
“定職” は、勿論…………
バイトすら…………
ろくに務まらず………………
………………もう、この先、
どうしていっていいのか…………
分からなくなってしまって………
何もかもが嫌になったんです……
……………それで、
僕は…………………
いつも服用している………
“心療内科の薬” とは別に…………
『睡眠薬』 を飲みました………。
とれくらいの量を飲んだかは………
き、記憶が曖昧で…………
いまいち分かりません…………
…………………ただ、
錠剤を “鷲掴み” にして…………
口の中に放り込んだような………
そんな気が……するんです…… 」
その時、萌江タギル院長は……
メラメラと燃えたぎっていた。
「 わ、鷲掴み………っっってっ、
キ、キ、キっ…………
キミねぇーーーーーっ!!!
そんっっっな事したらっ………
普通死ぬわぁーーーっ!!!
何考えとんだ、キミはーっ!! 」
……………だろうな。
怒鳴られるのは当然だ………。
しかし、僕は…………
燃えたぎる院長をよそに………
『ありのまま』 を続けた。
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