P.53
今、考えてみれば……………
“当然の行為” だったのだと………
………私は思います……………。
大人の事情とでも言うのでしょうか、
身勝手な私のせいで、れいは………
2年もの間……… ずっと家に……
閉じ込められていたんですからね。
………………しかし、
“それ” 功を奏したのか…………
れいは…… 偶然にも…………
『キミ』 と出会い……………
そして………………
“その出来事” によって私は………
れいの 『特別な力』 を………
やっと理解…………いや、
信じる事ができました…………。
そういった意味じゃ………
私の方が、キミに…………
感謝しなくてはならない…………。
……………あぁっ、そうだ、
棚橋くん…………………
変な事を聞くが………………
どうしてキミは……………
“あの姿” ………だったのかな?
何があったのか……… 私に……
聞かせてくれないか…?? 」
その時……………
隣にいた、燃えたぎる……いや、
萌江タギル院長と………
れいも……………
うんうん………と、頷きながら、
僕をじっと見つめていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます