P.35


 「 な、何だと……………

   嘘は…… つきたくない…?


   ……………………、


   だ、誰に会ったんだっ!!!

   誰と話をしたんだっ!!


   言うんだっ、れいっ…!!! 」



    僕は “対人恐怖症” だ………

   ……………だが、


   僕は、この時……………

   れいの父親に対して “恐怖” ……

   ……………というものを、


   一切、感じなかった………。


   むしろ 『怒り』 という………

   ………感情の方が強かった。


   “訳あり親子” の “言い合い” を…

   目の当たりにした僕は………


   “対人恐怖症” の身でありながら…

   いつの間にか 『れいの父親』 に…


   立ち向かおうとしていた………。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る