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〈 ギィ~コッ… ギィ~コッ… 〉
「 アハハハハハァ~~~ッ!! 」
れいは、新プランの………
“ブランコ” を、めっちゃ………
………………楽しんでいる。
「 あぁ~、れいちゃんっ………
ひとつ…… 聞いていいかなぁ?
………………あのさ、
れいちゃんの、お母………… 」
そう言いかけて…………
僕は、咄嗟に思った……………
( はっ…! こんな事を聞くのは……
さ、さすがに大人気ないよな……
やっぱり…… やめよう……… )
れいは、口ごもった僕を見て…
不思議そうに言った。
「 なぁに? みのりんっ?? 」
「 へっ…… あっ、いやいやっ……
あ、あのさっ、れいちゃんっ… 」
僕は急遽、話を切り替えた。
「 あのさっ… れいちゃんさっ、
“遠い所から引っ越してきた” ……
……………って、
そう言ってたじゃないっ…??
どうして、お引っ越し………
しなきゃならなかったのかな?
…………まぁ、
色んな事情があったんだろうけど。
だって、れいちゃん、まだ………
…………6歳でしょっ??
今まで暮らしてたトコにいればさ、
仲のいい “お友達” だって……
沢山いたハズじゃないっ…??
んあぁ… “みのりん” はさっ、
お友達…………だよっ、
だけど、僕の他にはっ………
お友達………って、できた??
寂しくなぁい…?? 」
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