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れいが、僕の所へ…………
………テクテクと戻って来た。
僕は…………
長々と喋っていた、れいに………
言いたい事が山程あった。
とりあえず……………
「 あぁっ、れいちゃんっ…………
れいちゃん………って、
ば、番田……ってゆ~のっ!? 」
「 うん、そうだよっ………
れいねっっっ…………
“番田れい” ………って、
ゆ~んだよぉ~~~っっっ。 」
そして、次に…………
“一番聞きたい事” を聞いてみた。
「 あ、あのさっ、れいちゃんっ………
大家さんっ…… いやいやっ、
“おじいちゃん” がっ………
死んじゃった………って、
ホ、ホ、ホントなのっ…!? 」
「 ………本当だよっ。
だから、れい……………
遠いところから…………
引っ越して来たんだよっっっ。 」
( マ、マジかよ……………
い、いつ亡くなったんだ…??
潮ハイツは、家賃…………
銀行振込だからなぁ…………
………そういうのもあって、
大家さんとは、
滅多に会った事ないけど………
………………んん、
それにしても、おかしーなぁ?
大家さんが亡くなった事…………
何で俺………………
…………知らないんだろ??
普通、分かるハズだよなっ…?
だって俺は、潮ハイツの…………
“住人” なんだから…………。
どうなってるんだ、一体……… )
僕の頭の中は……………
“?” …………だらけだった。
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