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「 英司おじいちゃんは、
病気で死んじゃったの………
だから、もう…………
………………いないの。 」
「 えっ!! ウ、ウソっ…!?
…………そ、そうだったの、
英司さんが………… あっ、
ごめんなさいね、れいちゃん……
悲しい事思い出させてしまって… 」
「 もぉっ、何やってんすかっっっ、
キャサリンさぁんっ…!!
余計な質問するからですよぉ! 」
「 だ、だぁ~~~ってぇ、まさかっ、
死んでると思わないものぉ~っ。
2年前はっっっ…………
ピンピンしてたんだからっ……
……英司さんっ…………… 」
「 バウバウバウバウバウッ!!!
キャインキャインキャインッ……
クゥ~~~~~ッッッ……… 」
「 …………んあぁっ、
キャサリンさんっっっ…………
そ~いやぁ、僕達っ… ここで…
油売ってる場合じゃないんすよ!
アメンだって、喜美さんトコにっ…
送り届けなきゃならないしぃっ、
やる事いっぱいあるんスからっ!
…………ごめんね、れいちゃん、
僕からも謝るよ……………
おまわりさん達ねぇ、これから…
やらなくちゃならない事が……
沢山あるんだぁ……… だから、
行かなくちゃ…………。 あっ、
れいちゃん、おうちまで………
……一人で帰れる? 大丈夫? 」
「 うん、大丈夫だよっ。
すぐそこだからっ………… 」
「 …………れいちゃん、
本当にごめんなさいねっ………
あっ、そうだっ………
そ~いやぁ、アタシっ…………
アメ玉…………あったわ。
はいっ、れいちゃんにっ………
これ(アメ玉)あげるっ…!!
これで許してちょんまげっ!!
……………それじゃ、
アタシ達、行くわねっ………
気をつけるのよ! バイバイ! 」
犬と警官とオネェ………は、
“諸事情” により………
………その場を後にしたのだった。
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