P.13


 ( うっ…!!


   な、なんだあのっ………

   ………組み合わせっ!? )



    僕は、またしても………

   物陰に身を潜めてしまった。


   そして、物陰から………

   覗き見るようにして、

   再度 “組み合わせ” を確認した。



 ( ………犬と?

   け、警官と…………?


   あ、あと一人…… あれは、うん…


   俗に言う…………

   “オネェ” ………ってヤツだ!


   あ、あれは、一体っ…………


   どーゆー組み合わせなんだ…!?


   犬と警官とオネェ………


   …………………??


   部屋とYシャツとぉ…………


   いやいやっっっ、

   そんな事言ってる場合じゃない!


   い、犬はもともとっ………

   …………好きじゃないしっ、


   警官………ってのは、何故か、


   なんも悪い事してないのにっ……

   ド緊張するんだよなぁ………。


   ……………で、


   な、何で最後っ……………


   マッチョの “オネェ” なんだよ!


   『対人恐怖症』 なんだぞ、俺は!


   あ、あんなトコに、ノコノコ……

   出て行けるワケないじゃないか!


   厄介度で言ったらっっっ………

   “コギャル” 超えてるって…… 」



    僕は、その………

   “あり得ない組み合わせ” に……


   ……………震えていた。


    一人震える僕に…………

   お構いなしの、れいは………


   その “厄介組” と、なにやら……

   会話をし始めたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る