第3話 グーテンバーガーと料金所

 「グーテンバーガー」。これを綾は買って焼き立てパンの代わりに頬張った。

180円という安さだけあって、自動販売機の中でレンジでチンする昨今流行りのレトロ自動販売機のアレだ。

 「これってマルシンハンバーグ、ケチャップとチーズ1枚を安いパンで挟んでレンチンするだけなんでバンズはしおれててアレだけど、何故かおいしいな…。」

 さすがのいろいろなものに鈍い綾でもここが令和の石川パーキングエリアではないことに気づく。高速に入るのにETCというものがあるが、今日は壊れてるのか入り口にETCゲートが無かったので首都高では600円を支払い、中央道の三鷹料金所でも400円を支払った。だからなんかちょっと安いから得しちゃった感覚だけだったのである。


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