#2 オセロマンス

 ピンクのブラをつけたパンダが「白黒はっきりさせましょう」と言うので、オセロで対決した。ミルクとブラックコーヒーでオセロをしたら混ざり合ってカフェオレになり勝負はラクダの勝ちになった。よりによってフタコブラクダだった。これがヒトコブラクダだったら餃子が半額になったのに。人類で初めてラクダにオセロで負けた罪で島流しになった。因幡の白兎とともに泥船に乗った。私は人生で初めて泥船に乗った気持ちになった。野を越え山を越え海を渡り島に辿り着いた。兎は「じゃ」と言って月のクレーターへと姿を変えた。ここだけの話、お湯を注いで3分でまた兎の姿に戻るらしい。島の主の蛇神と結ばれ子宝に恵まれた。右半身が蛇で左半身が人間の子どもたちに囲まれて幸せだった。住めば都という言葉を考えた人にノーベル賞を。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る