どこにもない穴に叫ぶ

蒼キるり

どこにもない穴に叫ぶ

がらんどうの心居座る勇気もないくせに期待ばかりさせて


あしたあさってしあさって約束が積もるばかりで果たされなくて


わかってる私が悪いそう言えば満足なんでしょ真実に蓋


今がいいと言えるのが一番でしょ未来羨む馬鹿な私だ


信じてよ誰もいらないあなただけ銀河の端から見つけたひと


ぐるぐると思考巡らせ動けないそうやって人生終わらせる


迸る想いが前はあったなんて言ってるから進めないんだ


苦しんでよ私と共にそれを愛って呼べない理由を教えてよ


装いで変えられるほど楽じゃない自分って何処から生まれたの


数えきれない叫びがいま弾けて誰にも認められないまま消え


いつも綱渡りな気がする人生ミスすれば終わりそんな日々だ


くるくると回すシャーペンこのまま回って飛んで行けたらいいのに


あれになりたいばかりが積もっていくどれにもなれないだけの未来


ガラクタで溢れた道よ希望火よ前に広がれ焼き払え無垢


せめて志し高く生きようままならない人生だからね


私であり私でない違うものそう悪くない目を細め見る


何故嫌う私は私がわりとすき二人三脚で生きた愛着


この世にはきっと私ばかりいるの見てないだけでそれは他人で


指で触れられないのは私だけ一生さよならまた会う日まで


境目に頬を透かして勇気得る何故ならあなたは真逆だから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

どこにもない穴に叫ぶ 蒼キるり @ruri-aoki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ