黄巾党

張角チョウカク:民を医療にて救いたいという気持ちから伝説の医者である黄帝が書いたとされる幻の医術書である太平清領書たいへいせいりょうしょにちなんで太平道たいへいどうを興す。于吉により呪術をかけられ、とても信徒を管理できる状態では無い頃から賊徒が増え始め。彼らが民衆に被害を与え始めた。事態を重くみた張角は兄弟の張宝・張梁と共に朝廷に討伐してもらおうと反乱する。これが黄巾の乱と呼ばれる戦であった。義賢により、太平清領書の持ち主が于吉であることを聞き、病をおして討伐に向かう。現在は荊州の奥地にて、張角診療所というのを営んでいる。どんな病も治せることから繁盛している模様。


張宝チョウホウ:兄を支えるべく黄巾の乱の実質的総指揮を取っていた。その傍ら、太平清領書を探していたが見つからず。とうとう広宗に追い込まれる。男のフリをしていたが綺麗な顔立ちをした女性。このことを知っているのは兄と弟以外では波才と龔都だけだったが義賢に見抜かれた。義賢から太平清領書のありかを聞き、于吉と死闘の末手に入れて張角の病を完治させる。義賢への感謝を忘れず密かに手助けするため龔都を通じて情報交換している。田豫の母と盧植の病を治した謎の医女とは彼女のことである。ずっとそばにいてくれた波才に恋愛感情を抱いていたが自身は死ぬ運命だと諦めていたがその運命から解き放たれ、波才へ告白し結ばれる。お腹に子供がいる。


張梁チョウリョウ:優秀な兄と姉の下でぬくぬくと育ったドジっ子体質。張宝のことを姉貴と言いそうになったり、大事なことを口滑らしたりとあげるとキリがない。現在は、張角診療所の衛兵をしている。


波才ハサイ:子供の時に怪我をし、張宝に手当てしてもらった。その時に張宝に恋をした。張角が太平道を興すと信徒として参加。張宝の護衛担当となる。張宝が男のフリをしていることを知っている数少ない信徒と同時に張宝の護衛担当になった時から恋心を封印した。張宝からの告白に驚きつつも頷く。心の中では嬉しくて死にそうだったが顔に出さないように気をつけた。結婚しても張宝に対して敬語のままだが行為の最中は男らしいとのこと。


張曼成チョウマンセイ:黄巾信徒。張角の太平道なら民を救えると信じている信徒。張梁の右腕。現在は張角診療所にて張梁と共に衛兵をしている。意外に金管理が得意で、たまにちょろまかそうとする輩からきちんと取り立てている。


馬元義バゲンギ:黄巾信徒。張角の太平道なら民を救えると信じている信徒。張梁の左腕。現在は張角診療所の衛兵を務めている。顔に似合わず優しいので、老人や子供に好かれている。


龔都キョウト:太平道の信徒。親友である波才の気持ちを知っているため張宝への気持ちを封印した。波才が張宝と結婚したと聞いた時、人一倍喜んでいた。張宝が密かに義賢に手を貸せるように橋渡し役として劉備義勇軍に参加した。肩にウズラを乗せている。ウズラを介して張宝と連絡を取っている。張飛の元に配属される。


何儀カギ:龔都の義兄弟。龔都と共に劉備義勇軍へと加入する。張飛の元に配属される。


劉辟リュウヘキ:龔都の義兄弟。龔都と共に劉備義勇軍へと加入する。張飛の元に配属される。


黄邵コウショウ:龔都の義兄弟。龔都と共に劉備義勇軍へと加入する。張飛の元に配属される。


何曼カマン:龔都の義兄弟。刹天夜叉せつてんやしゃの異名を持つ。龔都と共に劉備義勇軍へと加入する。張飛の元に配属される。


周倉元福シュウソウゲンフク:廖化と裴元紹と仲が良い。信徒ではなく賊徒だが裕福な家から盗んだものを貧しい家に分け与える義賊である。義賢に捕まり、劉備義勇軍へと降伏した。尋常じゃない脚力を持っている。廖化・裴元紹と共に憧れの関羽の元に配属される。


廖化元倹リョウカゲンケン:周倉と裴元紹と仲が良い。義賢に捕まり、劉備義勇軍へと降伏した。尋常じゃない生命力を持っている。周倉・裴元紹と共に憧れの関羽の元に配属される。


裴元紹ハイゲンショウ:周倉と廖化の弟分みたいな感じだが目を離すと小金稼ぎを始める。義賢に捕まり、劉備義勇軍へと降伏する。周倉・廖化と共に関羽の元に配属される。


程遠志テイエンシ:黄巾賊徒。楼桑村に襲撃してくるが関羽の青龍偃月刀により一刀の元に斬り捨てられる。


鄧茂トウモ:黄巾賊徒。楼桑村に襲撃してくるが張飛の丈八蛇矛により一突きにされる。


管亥カンガイ:黄巾賊徒。北海城を攻撃していたところを劉備義勇軍の来襲により、張飛の丈八蛇矛に一突きにされる。


唐周トウシュウ:黄巾賊徒。反乱を起こそうとしたところを何儀たちにより討ち取られ、張角と体格が似ていたことから身代わりに使用される。


厳政ゲンセイ:黄巾賊徒。1回目は、汝南にて董卓軍を襲っていたところを劉備義勇軍の来襲を受け、張飛の丈八蛇矛により一突きにされる。2回目は、反乱を起こそうとしたところを何儀たちにより討ち取られ、張梁と体格が似ていたことを理由に身代わりに使用される。


高昇コウショウ:黄巾賊徒。1回目は、汝南にて董卓軍を襲っていたところを劉備義勇軍の来襲を受け、関羽の青龍偃月刀により一刀の元に斬り捨てられた。2回目は、反乱を起こそうとしたところを何儀たちにより討ち取られ、張宝と体格が似ていたことから身代わりに使用される。


卞喜ベンキ:黄巾賊徒。反乱失敗から逃げる途中で夏侯惇と出会い。その配下となる。


趙弘チョウコウ:黄巾信徒。黄巾の乱の収束と共に故郷の青州に帰り田んぼを耕す。


韓忠カンチュウ:黄巾信徒。黄巾の乱の収束と共に故郷の青州に帰り田んぼを耕す。


孫夏ソンカ:黄巾信徒。黄巾の乱の収束と共に故郷の青州に帰り田んぼを耕す。


呉桓ゴカン:黄巾賊徒。広宗の戦いにて、太史慈により討ち取られた。


呉覇ゴハ:黄巾賊徒。広宗の戦いにて、太史慈に討ち取られた。


彭脱ホウダツ:黄巾賊徒。広宗の戦いにて、華雄により討ち取られた。


馬相バショウ:黄巾賊徒。広宗の戦いにて、華雄により討ち取られた。


陳敗チンパイ:黄巾賊徒。広宗の戦いにて、華雄により討ち取られた。


陳宝チンポウ:黄巾賊徒。広宗の戦いにて、華雄により討ち取られた。


張饒チョウジョウ:下邳城を襲っていた黄巾軍の残党。人肉中毒者で民を殺してはその肉を喰らっていたことから血みどろ兄弟と呼ばれていた。周倉によりあっさりと討ち取られる。


張伯チョウハク:下邳城を襲っていた黄巾軍の残党。人肉中毒者で民を殺してはその肉を食らっていたことから血みどろ兄弟と呼ばれていた。廖化によりあっさりと討ち取られた。

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