2章終了時点での登場人物の紹介

劉備義勇軍

劉備玄徳リュウビゲントク:主人公の兄で、三英傑の1人。黄巾の乱で苦しむ民を見て、義勇兵の結成を決める。張飛・関羽と桃園の誓いを結び義兄弟となる。主人公のことを常に気にかけている優しい兄としての面と賄賂を要求する役人には暴力を振るうことも辞さないという激しい面を併せ持つ。張飛と関羽に勝てないと言わしめたほどの腕力を持っている。愛用の武器は双剣の雌雄一対しゆういっついの剣。ヤンチャすぎる性格を心配した母により盧植の元に送られてそこで学ぶ。その時の兄弟子が公孫瓚と高誘である。愛用の馬は、主人公の連れてきた凶馬である的盧。


劉丁義賢リュウチョウギケン:劉備の実の弟。ヤンチャな兄を支えるために知略を磨き支えようと考えていた兄想いである。雷に撃たれて亡くなった。現在は、劉義賢リュウヨシカタの魂が彼に宿っている。兄の天下取りのために尽力していくこととなる。愛用の武器は弓射剣きゅうしゃけんという弓と剣の切り替えが可能。愛用の馬は凶馬である的盧の妹で黝廉。


関羽雲長カンウウンチョウ:酒場で張飛と力比べをしていた髭がとても長い人。元商人という経歴で、金勘定が得意。劉備に力比べで負けた後、劉備のこの国を想う気持ちに心を打たれて、張飛と共に支えるべく桃園の誓いを結ぶ。愛用の武器は偃月刀の冷艶居れいえんきょ。商人時代から連れ添ってくれている妻が1人いる。


張飛翼徳チョウヒヨクトク:酒場で関羽と力比べをしていたモジャモジャの男。肉屋を営んでいた。調達から調理までを1人でやっていたが彼の作る肉料理は安くて美味いと有名で繁盛していた。劉備に力比べで負けた後、劉備のこの国を想う気持ちに心を打たれて、関羽と共に支えるべく桃園の誓いを結ぶ。愛用の武器は矛の丈八蛇矛じょうはちだぼう。見た目によらず女性に優しく、女性のスタイルを恥ずかしげもなく言った義賢を殴ったほど純情。


簡雍憲和カンヨウケンワ:劉備と同郷で昔のヤンチャ仲間。弁舌に長けた簡雍が金持ちから金をちょろまかし、それを劉備が将来のために蓄えていた。黄巾党が楼桑村に攻め込んだ際に娘を助ける。その娘に一方的に惚れられ妻とする。めんどくさがりだが武力が無いわけではなく身を守る程度の武力は持っている。


田豫国譲デンヨコクジョウ:劉備と同郷で昔のヤンチャ仲間。作戦立案したり練兵するのが得意。病弱の母のために義勇兵の参加を断っていたが母に諭される形で劉備の力となるべく加わる。当初は黄巾の乱が収束したら義勇兵をやめて母の元に帰るつもりだったがとある医女の薬で元気になった母の言葉で劉備に仕えることを決める。母が大好きなマザコンであり、母が私も劉備様に行こうかなというのを止めていた。


レイ:簡雍に救われた豪商の娘で、押しかける形で強引に簡雍の妻となる。商人の娘らしく金勘定が得意で関羽と共に劉備義勇軍の経理を担っている。


的盧テキロ:劉備の愛馬。乗ったものを殺すと言われる凶馬であるが白い毛並みを気に入った劉備により的盧と名付けられる。劉備のことは気に入っているみたいで乗っても何も問題はない。


黝廉ユウレン:主人公の愛馬。乗ったものを殺すと言われている凶馬的盧の妹。名前をつけてくれて毎日世話してくれる義賢のことが大好きである。義賢以外が背中に乗ろうとすると振り落とそうとするので、大概捕まえた捕虜は、義賢が抱えている。

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