◇閑話◇ 『鉄製のフライパン』と「フライパンの豆知識」

 ※おまけですので、興味のある方だけお読みください~。


 感想を書くにあたって、「テフロン加工」のことを調べたら沼にはまりました……(笑)

 なんだかいつもこよみさんの作品の感想を書くときに、閑話を書いているような気がします。すみません💦(笑)


 さてさて。

 よく聞く「テフロン加工」を手始めに調べたのですが、「フライパンって、テフロン加工でも表面が色々だけど、きっと会社の違いだよね~」って思っていたのですが、どうやら違っており……。


 以下に、調べたことをまとめておこうと思います。


【「フッ素樹脂加工フライパン」とは何ぞや?】

〇フッ素樹脂加工〇

 フライパンの表面の加工ですが、一番大きな括りが「フッ素樹脂加工」のようです。ここからさらに細かく分類されます。

 以下が、その種類です。


<フッ素コート>

 フッ素樹脂加工の中で、スタンダードなタイプのフライパン。二層構造になっています。耐久性は、多分以下紹介するものと比較すると一番弱いのではないかな……と推察します(←個人の意見です)。

 

<ハードコート>

 フッ素樹脂加工の一種で、摩耗まもうに強いのが特徴。

 上記に挙げたフッ素コートは二層構造ですが、こちらのハードコートは三層構造のため、その点でもフッ素コートのものよりも長く使えるとのこと。


<ダイヤモンドコート>

 フッ素樹脂加工の一種。

 その名の通り、フッ素樹脂にダイヤモンドの細かい粒子が混ぜてあります。

 ダイヤモンドの特徴は硬いこと。そのためこのフライパンも硬くて摩耗にも強く、耐久性があるのが特徴。構造はハードコートと同じで三層構造です。


<マーブルコート>

 フッ素樹脂加工の一種。

 こちらは一番コーティングが厚い四層構造。特徴はダイヤモンドコートと同じく耐久性があること。

 ダイヤモンドコートでは、ダイヤモンドという鉱物を使っていましたが、マーブルコートでも鉱物が使われています。調べたところによると、大理石の粉をフッ素樹脂に混ぜているのだとか。

 そのため表面がマーブル調になっています。フライパンを買う人の中には、この表面が好みで買う方もいるのだとか。(見たら多分「あ~!」ってなると思います)



【「テフロン加工フライパン」とは何ぞや?】

〇テフロン加工〇

 一番よく聞くコーディング名かなと思いますが、これはアメリカの「ケマーズ社」(旧:デュポン社)の商標名なんだそうです。

 当たり前に使っていたので、まさか商標名だとは露とも思いませんでした……。

 どうやら「テフロン樹脂」というものを加工して使っていることから、この名前が付いたのだとか。なるほどです。


 それで、フッ素樹脂加工と何が違うのかというと、調べてみたら分子構造の違いとかが出てきて、化学の話に……。

 一応知りたいという方のために説明を試みてみますが、信ぴょう性は高そうでしたがネットから引っ張ってきた内容ですし、ちょっと怪しい部分もあるので「私の解釈が正しければ」という前提で下記をお読みください。


 ――『テフロン』とは、全九種類あるとされるフッ素樹脂のなかで『PTFE』と言われるものを指している。そしてフライパンに使われている『テフロン加工』というのは、この『PTFE』を使っているものを言い、それ以外は『PTFE』以外のフッ素樹脂(『PFA』とか『FEP』とか。しかし熱の耐久性から現在は『PFA』のほうが使われている模様)が使われている。


 分かりました……かね? いや、わかんないですよね。ちんぷんかんぷんですよね……。でも大丈夫です。分からなくても何も問題ないです(笑)


 要は、フッ素樹脂加工の中に「テフロン加工」のフライパンも分類されていますが、他のものとはフッ素樹脂の種類が違うようです。ですが、種類が違うだけでフッ素樹脂を使っているのは同じなので、テフロン加工のものも商標を使わないで表現するときは、「フッ素樹脂加工」と称するのだろうと思います。(場合によりますが小説などを書く際は、商標名は避けることが多いです)


 ……ということで、コーディングがされているフライパンの説明は以上です。


 最後は意味不明な化学の話になってしまったかもですが、フライパンのフッ素樹脂加工には色々種類があることや、その違いを知ることができたかなと思います。


 また、出している会社によってもそれぞれの構造の中で使われている材料が違うこともあるようなので、さらに細かくみると色んな違いが出てくるのかもしれません。


 いかがだったでしょうか。

 私自身は色々調べてためになりました。

 きっと知っていた方もいらっしゃると思いますが、知らなかった方の豆知識にでもなれば幸いです。


 以上!


〇追記の豆知識〇

 ご存じの方も多いかもしれませんが、念のため。

 フッ素樹脂加工のフライパンを使う際は、空焚からだきをしてはいけないことになっています。空焚きをすると表面温度が上がりすぎてしまい、それによってフッ素樹脂から有毒ガスが発生する可能性があるからです。

 もちろん、普通に料理で使っている分には問題ありませんから、表面温度が高くなりすぎる空焚きだけ気を付ければ大丈夫です。

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