カクヨム作品の感想文

第53話 『母はもやもやしているヨ』 幸まるさん

〇作品　『母はもやもやしているヨ』

　https://kakuyomu.jp/works/16818093077741855733

〇作者　幸まるさん

【ジャンル】

　エッセイ・ノンフィクション

【作品の状態】

　完結済

【セルフレイティング】

　なし

【作品を見つけた経緯】

　カクヨムサーフィンをしていて見つけました。

【ざっくりと内容説明】

　作者さんが、娘さん(次女さん)の行動によってモヤモヤしちゃうお話。

【感想】

　この作品は、肩の力を抜いて読めるお話です。

　主人公は、作者さんの娘さん。今年(2024年)小学四年生で作者さん曰く、「何でも自分で考えて行動しまくるお年頃」(『母はもやもやしているヨ』より引用)とのこと。

(「しまくる」というところに、ここに書かれていない行動も沢山あるんだろうなと想像いたしました　笑)

　その「考えて行動するスイッチ」というものが妙なところで入るようで、次々と色んなことをしていく娘さんが語られていきます。

　しかし、タイトルの『母はもやもやしているヨ』にもあるように、最終的にお母さん(＝作者さん)が手を出さないといけなくなるんです。何故って、最終的にお母さんが後片付けをすることになるから(笑)

　これはモヤモヤしちゃいますよね。

　でも、娘さんが色々挑戦しようと思ったり、思いついたらやってみようと思ったりするのは、見守ってくれているお母さんがいるからだろうなと、私は思いました。

「やってもいい」という環境がなければ、子どもはきっと何もできないと思います。

　子育て真っ最中の作者さんは大変かと思いますが、娘さんがこれからも自分で考えて、行動をしていけたらいいなと、そんなふうに思いました。

　世のお母さんたちは「分かる、分かる」と思いながらお読みなるかなと思いますが、微笑ましくなるようなお話です。気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。

　今日は『母はもやもやしているヨ』をご紹介しました。

　それでは次回、またお会いしましょう。