第49話 『皆さんは、カミングアウトされてますか?(黒歴史放出祭に参加しています)』 @Teturoさん

〇作品 『皆さんは、カミングアウトされてますか?(黒歴史放出祭に参加しています)』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093072924504984

 

〇作者 @Teturoさん


【ジャンル】

 エッセイ・ノンフィクション


【作品の状態】

 3,300字程度の短編・完結済。


【セルフレイティング】

 なし


【作品を見つけた経緯】

 @Teturoさんがこちらに遊びに来てくださったので、こっそりのぞきに行きましたら、この作品を見つけました。


【その他】

「黒歴史放出祭」の参加作品


【ざっくりと内容説明】

 作者さんの秘密が、息子さんにバレてしまうお話です。


【これだけ言っておきたい感想】

 息子さんのある告白(どちらかというと言葉ではなく行動ですが)によって、凍り付いたお父さん(=作者さん)。

 その後、作者さんが息子さんに一言尋ねるのですが、その返答が良いなと思いました。だって「読んでくれた」のですから。しかも感想がまたいい! 

 何を言っているか分からないと思うので、気になった方は 『皆さんは、カミングアウトされてますか?(黒歴史放出祭に参加しています)』をお読みください。

 とても優しい息子さんなんだなと私は思いました。


【感想】( 少しネタバレしています。お気をつけください)

 作者さんとしては恥ずかしい出来事だったのだと思いますが、読んでいるこちらはとてもほっこりするようなお話でした。


 登場するのは、作者さんと、受験を控えた息子さん。そして作者さんの奥さんの三人です。


 息子さんは、学校推薦で公立の専門学校に入る予定でした。推薦入試ですから、落ちることなんてないだろうなんて思っていら……、落ちてしまったんですね。お父さんである作者さんはびっくり! 推薦入試で落ちることなんてあるんかいっ!……と、なるんですけど、それどころではないですね。


 どうやら受かるとばっかり思っていたために、滑り止めも受けていないらしく、慌てた作者さん一家。

 とにかく、次に受けるところでは確実に合格をしなくてはならないので、この日から作者さんと息子さんの猛特訓が始まります。


 練習するのは、面接と小論文の書き方。

 面接に関しては、作者さんはスーツを着て、髪もきっちり整えて面接官らしくして対応します。もう、この時点で息子さんに対する愛情が伝わってきて、ほっこりしました。


 そしてもう一つは、小論文。

 これも練習することになったのですが、面接がめちゃめちゃ本格的だったので、小論文もちゃんと原稿用紙で書かないと雰囲気がでないという話になります。それはそうだと思った作者さんは、自分の部屋からまっさらな原稿用紙を出してくるのです。


 しかし「なんで、こんなに原稿用紙があるの?」と尋ねる息子さん。

 そうですよね。普通、原稿用紙なんて家にないですよね。


 息子さんの質問に、「学校で使っていたんだよ」と作者さんは答えるのですが、本当は違います。

 だって、カクヨムに作品を載せているくらいですから、ね。皆さんもきっと想像がつくことでしょう。


 そして原稿用紙も手に入れた息子さんは、小論文の猛特訓をし、一人でも一生懸命練習していました。するとある朝、お父さんである作者さんに、原稿用紙の束を渡してきます。すごく頑張ったんだと思った作者さん。でも、読んでいるこっちはタイトルのことが頭をよぎります。まさか――。


 さあ、そのときにあったできごとは何だったのでしょうか。


 作者さんは、この世の終わりみたいにがっくりしてしまうんですけど、読んでいるこっちはつい笑ってしまうというお話です。(作者さん笑ってごめんなさい)


 息子さんの受験の話が忘れられてしまいましたが、その結果も書いてくださっています。さくさくと読めるお話です。気になった方は、読んてみてはいかがでしょうか。


 今日は『皆さんは、カミングアウトされてますか?(黒歴史放出祭に参加しています)』をご紹介しました。

 それでは次回、またお会いしましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る