第40話 最強の殺し屋クロは、極限化状態になる
極限化それは武術を極めその先の神髄まで到達した人間のみ許された限界突破の技そして、常人では決して極限化した人間には勝てないこともそれまた事実だがそれを可能にする人物やその上極限化も可能にする人達がまたいる。そうそれが最強の殺し屋組織【六色光】だ。
そしてその中でも最強と詠われた男がクロと言う人物。六人の少女はこの極限化したクロと模擬戦をしていた。
俺は極限化を発動した。周りの空気が一瞬で変わり、発動した反動で周りも吹き飛び俺には強大な力が目覚めた。俺の体には誰もが可視化できるほどの黒色のオーラが出てる。多分黒色なのは師匠の教えでそうなったと思う。
ほかのメンバーも赤なら赤色。青なら青色と二つ名にあった色のオーラが出る。そしてそれをみた六人の少女はそれを見て足がすくむようになっていた。まぁカロリーヌは未だに気絶しているのだけどね。
「ではお前ら行くぞ! 《ガイアズフレーム》」
観戦している訓練兵には誰一人見えなかった。レイの動きが……。
「グハッ!!」
腹にレイの拳が命中する。そしてそこから銃を取り出して三発周りに打ち込む。だがスミは発射された鉛玉を一刀両断してレイに近づく。
カキィーンと言う音が鳴った。砂ほこりからうっすらと二つの人影が観客席から見えた。切れ味抜群と言われている刀をたった一本の生腕で受け止めているレイの姿が見えた。
「う、うそですよね」
「ごめんな……。これが六色光の力で誰でもできる硬化なんだよ」
「そ、そんな……」
そしてスミはレイの発勁をもろに食らい気絶してしまった。そして残り四人だがどうしようか?。どう倒そうか?。迷う。
「ミシェラっち離れるのよ!!」
「はい!!」
なんか投げてきた。
フェリンの掛け声で投げられた球体を俺は瞬時に見破った。
「フェリンお前凄いな」
「なにが?」
「お前これ爆弾だろ?」
「なぜばれた?」
「匂いだ」
俺はそう言うとその爆弾を逆にフェリンたちの方に投げ爆破させた。六色光は五感そしてそれぞれの第六感を急激に高めているため、少しでも火薬の匂いがすると見破るし毒の匂いがすると分かる。それと俺の第六感は一応危機管理だ。
「だからこんなこともできる……」
バン!!
「え……」
後ろの控えていたフィスラントも気絶した。なにをやろうとしていたかって?。俺にも分からんがおそらく爆弾避けた時のクールタイムで仕留める気だったのだろう。俺には効かな。あと六色光を含めたほかの人間にも俺の第六感は分からない。それと同様に俺も六色光の第六感は分からない。
これがばれないうちは俺は負けない。
「あとは誰だ?」
あと三人だどうしようか……魔術でもいいか……。
「ミシェラ行くよ!」
「はい!」
って感じにほかの奴らも同様に負けた。正直こんなに強くなっているとは思わなかった。予想通りこの六人ならあの任務も成功する。
医務室に六人の気配があった。いつも通りの服装をしたレイはクロではなくレイとして皆にあった。
「レイっち! 強過ぎよ!」
「ははは、ありがとう」
「ほんとですよ全く」
皆は笑っていた。この六人にはいい経験になったのであろう。そして俺はなぜ医務室に来たのか本題に入ることにする。
「みんな少し時間もらえない?」
「レイあんた改まってどうしたの?」
「君たちが入るこの六色光ははっきり言って修羅の道だ……。そこらの気持ちでは務まらない」
「それは……」
「大丈夫です! 私たちはもともと殺し屋になる運命だったですし、それのこの組織なら私はやっていけます!」
良い声が聞けた。これで俺も公認として無色を受け入れられる。一通り話し終えて俺は医務室のドアから帰る。ドアの先で壁に背を掛けて待っていた女がいた。
「レイちゃんあの子たち断ったら殺す気だったでしょ?」
「そうだけど……」
このカノンが言っている通りこれは生きるか死ぬかの選択肢だった。ここで『大丈夫』という言葉ではなかったとき即座に秘密隠蔽のために殺す準備をしていたがどうやらいらなかったらしい。
「レイちゃんはどうするの?」
「どうしようか……。候補に挙げているのは無色の初任務だ」
「でもそれってルーキーにとっては難易度高くない?」
くびれた腰に手を置きそう答える。
「俺が考えているのは酒場だ」
「あ~ね。ここに依頼される任務は大半高難易度だけど、殺し屋連中が集まるあの酒場なら低難易度もあるってことね!」
「あいつと違って理解がはやいな」
「レイちゃんそういう事言わないの」
「わかった」
そうして俺を含めた七人は翌日学園島の少し外れた場所に位置する酒場に行くことにした。
「へぇ~。裏ギルドが動きだしたか……。この前は不意を突かれたけどこっちにはとっておきがある」
「にゃはは。私は強い者との間に生まれた子供なら大歓迎だよ。リュウ?」
「そうだな。お前の好きにするがいいさ」
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