第14話 最強の殺し屋クロは、パーティーに参加する
大量の観戦の声がレイとエリスとその他二人に浴びせられる中、レイを集中的に狙うと決めたパシフィックとリレイはその作戦が善と出るか悪と出るかは誰にも分からないだがただ一つ分かることはレイは最強の殺し屋だと言うことだ。
「レイ貴様何者なんだ!」
パシフィックはレイに向けて鉄拳を叩きつける。だがそれを肩からいなされ気が付いたころにはパシフィックは天井を見ていた。
{何をしたのかレイ選手は! 瞬く間にパシフィック選手が上の空を見ている!!}
少々やり過ぎたようだ。レイはそう思いパシフィックにゆっくりと近づきナイフを突き立てる。
「レイやりなさい!」
「わかったよ」
レイは勝利条件である、相手の胸元の勲章を半分に斬った。そしてパシフィックはステージから降ろされた。残り一人のリレイだがエリスのあっさりと倒されていた。
「エリスお前結構やるんだな」
「当り前よ! 一応あなたより順位上だからね! だけど私、あなたに勝てる自信はないわ」
レイは笑った。エリスも笑った。
{決着がつきました! 今試合の勝者は光のエリスとダークホースのレイタッグです!!}
歓声が上がる中二年生の同じ科の者は少し悔しそうにしていた。だが決めた以上負けるわけにはいけない。
レイは試合が終わり特別室の自室に戻り、シャワーを浴びていた。ドドドン!音がなる。レイはそれを無視してほっといていたらガシャっとドアが開き大勢の足音が鳴った。
「レイくんいる?」
「レイっち!」
「レイは何所よ」
「レイさんいますか?」
(めんどくせ~)
そこには少女?達の姿が四人いた。レイは上裸で首にタオルを巻いてシャワー室から出てきた。
「お前らなんのよう?」
『キャーー!!』
「レイっち服着ろ~」
一人を除き残りの三人はレイの上裸の姿を見て叫んだ。俺ってそんなに変な体をしているのかな?。
「今日はレイっちとこのエリスっちの為に戦勝パーティーを用意しました」
「えぇ」
俺はこんなの初めてだった。俺を祝ってくれた者は六色光でも傘下組織にもいたがあの時の俺は今の俺とは違く殺しが全てな状態だったから自分から行かないでいた。でもいざ祝ってくれるといいものだな。
「レイ私も驚いたのよ。本戦でもないのにこんなに……」
「レイさんエリスさん今日は勝ち越しおめでとうございます!!」
「レイっち達すごく強かったよ!」
「私レイくんがあんなに強いとは思いませんでした」
ミシェラはそういう。色白の彼女はミシェラ=グルートだ。この子はこうしててもかなりの武闘派で身近でこの子に勝てる者はエリスとレイぐらいだろう。
またドアが破壊された。今度は誰だ?。一時するとドアがあった場所からうっすらと人影が写る。
「レイひどいじゃないか! 俺をパーティーに誘わないって!」
「あ……ごめん。俺も今知ったんだ」
「まったくレイったら! 今日はレイとエリスの勝利をこめて乾杯だ!!!」
あっという間に一夜が過ぎる。なんかみんな俺の部屋で寝ているが別に俺は気にしないが女性陣達が男がいる部屋で寝るのは危険じゃないか?。前にもあったんだよなリリーの野郎に遊びで飲みの後にちょっかいを掛けた者が……。
「リリー……あいつ体型だけは悪くないんだよな……」
「あれ? なんか言った?」
(は?)
なんか嫌な声が聞こえたような気がしたが多分気のせいだと思うが…レイはおそるおそる後ろを向いた。
「……すみません」
「にっこり」
俺は知っているこいつに遊び半分にちょっかいを掛けた馬鹿どもの末路を……こいつはこんなんでも超一流の情報収集官だ……。簡単に言うと拷問官だな。まぁあとは俺が言わずとも分かるよな。心配はいらない殺されはしない。
「リリーごめんな。今度お出かけに行かないか?」
「まったく今回だけねレイちゃん」
(死ぬかと思った)
リリーはレイの戦勝祝いに来たらしい。別に祝うほどでもないし。まだ本戦だしまだ学内選考だし。早まりすぎだよ。
翌朝みんな俺の部屋で起きていた。エリスは先に走りに行ったらしいしほかのみんなはご飯を食べに行った。そしてピンクは本部に戻った。レイは今自分ができることを考え、寝ることにした。
「起きてレイ!」
「……どうした?」
「もう行くわよ。予選二回戦目に!」
「もうそんな時間か……」
レイは急ぎ準備をして会場に向かった。今日勝って明日も勝てば準決勝だ。そしてそのあと決勝が行われ上位3チームが今回の本戦に行ける。
そしてレイとエリスの試合が開始。今回もあっさり勝ってしまった。そして毎日のようにやる戦勝パーティーだがこれがまた楽しいのだ。現役時代はできなかったパーティーいや、別に今も現役だけど……。
「では明日のレイっちとエリスっちの試合の勝利を願おう!!!」
『カンパーイ!!!』
そして今日も楽しいパーティーが始まった。
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